事業モデル

当社の事業は、認可保育所や学童保育を含む「保育事業」、訪問介護や障がい者グループホーム等の「介護福祉事業」、そして専門人材の派遣を行う「人材派遣事業」の3つで構成されています。各事業は自治体からの委託費や補助金、利用者からの費用を主な収益源としています。

特に保育事業では、多様なニーズに応えるため小規模認可保育所や企業主導型保育所の運営も手掛けています。介護福祉事業においても、訪問介護から障がい者支援まで幅広いサービスを提供しており、多角的な展開を行っています。

KPI

当連結会計年度の売上高は12,024,338千円となり、前年同期比で14.0%の増加を記録しました。このうち保育事業が6,671,997千円、介護福祉事業が3,020,761千円、人材派遣事業が1,948,663千円と、各セグメントで堅調な推移を見せています。

利益面では、営業利益が前年同期比44.1%増の880,124千円、経常利益は51.4%増の900,406千円に達しました。特に人材派遣事業におけるセグメント利益の伸びが顕著であり、効率的な運営体制が寄与しているとみられます。

成長ドライバー

成長の源泉として、少子高齢化に伴う「異次元の少子化対策」や「更なる高齢化社会の進展」といった追い風を背景とした安定的な需要の取り込みがあります。特に保育事業では、女性の就業率向上により利用児童数は増加傾向にあります。

また、独自の戦略として「インクルーシブ保育」による多機能化や、3つの事業セグメントを跨ぐ人材のキャリア形成・循環システムを構築しています。これにより、深刻な人手不足への対応と採用コストの最大効率化の両立を目指しており、これが持続的な成長の鍵となります。

リスク

主なリスクとして、人口動態の変化による利用者の減少が挙げられますが、現在は少子高齢化の影響よりも女性の就業拡大に伴う需要増が上回る見通しです。しかし、想定に反して利用率が低下した場合には、事業規模や収益に影響を及ぼす可能性があります。

また、国や自治体による補助金の削減や、介護保険制度の改定に伴う報酬引き下げなどの政策変更もリスク要因となります。さらに、人材確保の難航や、運営する施設に対する許認可・指定の取り消しといった行政上の規制への対応も重要な管理項目となっています。

競合

同社は保育、介護、人材派遣という密接に関連する3つの事業を統合的に展開することで、競合他社との差別化を図っています。特に「インクルーシブ保育」の実践や、異なる事業間でのスタッフのキャリア転換を可能にする体制が強みです。

この多角的な運営は、単一のサービス提供に留まらないシナジー効果を生み出しています。人材確保の難易度が高い業界において、グループ全体で人材を循環させる仕組みは、安定した運営体制を構築する上での重要な優位性となります。

バリュエーション

2026年8月14日時点の株価は853円であり、同日の時価総額は約63.9億円となっています。この時点におけるPERは12.52倍、PBRは2.79倍と算出されています。

また、同日時点での配当利回りは1.29%となっております。これらの指標は、提供された最新の市場データに基づいた数値です。