事業モデル

同社はスポーツ人財の価値を最大化する「スポーツ人財採用支援事業」を主軸としています。新卒向けには特化型イベントや、独自の強みを持つアドバイザーによる手厚いカウンセリングを含む人材紹介を提供しています。

2025年10月からは「スポーツ用品企画・販売事業」を新たに追加しました。これにより、若手人材の採用支援だけでなく、競技生活のサポートまで含めた多角的なアプローチを展開しています。

KPI

新卒者向けイベントでは、来場型や中小規模の需要を取り込み過去最高売上高を更新しました。2027年卒向けの受注も前年比11.6%増と好調に推移しており、強固な集客基盤が確認できます。

既卒者向け人財紹介においても、独自のプラットフォームや広告強化により過去最高の売上高を達成しました。新設のスポーツ用品事業も、参入初年度から堅調な売上を維持し、グループ全体の成長に寄与しています。

成長ドライバー

同社は「スポーツ人財会社」から「日本を代表するスポーツカンパニー」への飛躍を目指しており、拠点拡大や広告投資を積極的に行っています。特に新卒向けでは、他学年へのアプローチや未開拓エリアでのサテライトオフィス展開により、カバー範囲の拡大を図ります。

また、若手採用に対する企業の高いニーズと、健康意識の高まりによるスポーツ人口の拡大が追い風となっています。新規参入したスポーツ用品市場は成長分野として位置づけられており、既存事業との相乗効果が期待されます。

リスク

深刻な少子高齢化に伴う母集団となる若年層の減少は、将来的な人財確保における重要なリスク要因です。これに対し同社は、広告の最適化やアセスメントツールの活用により、質の高い人財を確保する体制を構築しています。

また、情報の流出による信頼失墜や、M&Aに伴うガバナンス体制の整備も課題として認識されています。さらに、特定の社員との個人的な繋がり(ロイヤリティ)に依存する構造があるため、人材流動への対応も重要となります。

競合

同社はスポーツ人財というニッチかつ意欲の高い層に特化することで、独自のポジションを確立しています。特に新卒向けでは、単なるマッチングではなく手厚いカウンセリングやスクリーニングの代行といった付加価値を提供しています。

競合他社と比較して、特定の競技経験者や高い目標達成能力を持つ人材を求める企業に対し、ピンポイントでアプローチできる強みがあります。また、新設した用品販売事業との連携により、より広範なスポーツ関連領域でのプレゼンスを高めています。

バリュエーション

2026年8月14日時点の株価は821円となっており、時価総額は約60.2億円です。この時点におけるPERは7.78倍、PBRは2.14倍と算出されています。

同日の市場データに基づく配当利回りは2.80%となっています。これらの指標は、成長に向けた投資を継続しながらの事業拡大フェーズにある現状を反映しています。