事業モデル

同社はカーおよびバイク用品のリユース業態と流通卸売業態を展開する。リユース事業では、独自のノウハウによる修理・メンテナンスを施した商品の販売を行い、中古品への保証を付帯することで他者との差別化を図っている。

店舗展開においては、ターゲットや商品特性に応じた複数のブランドを展開し、顧客接点を多角化している。また、ECサイトの運営や「アップガレージアプリ」を活用したOMO戦略により、実店舗とデジタルを融合させた利便性の高いサービスを提供している。

KPI

当連結会計年度において、リユース業態による収入は9,318百万円となり、前年比で12.8%の増加を記録した。流通卸売業態による収入も6,048百万円と、前年比6.6%増の堅調な推移を見せている。

直営店舗における既存店売上高は前年比105.4%となり、新規出店の加速やマーケティング強化が奏功した。また、当連結会計年度の売上高は15,384百万円(前年比10.0%増)、営業利益は1,103百万円(前年比5.7%増)に達している。

成長ドライバー

中期経営計画において、2029年3月期に向けた野心的な目標を掲げている。国内では2027年3月期以降の出店加速を見込んでおり、海外でもアメリカ合衆国内での年間1店舗の新規出店に加え、循環サイクルの早期確立を目指している。

成長の柱として、ITやDXを活用したデータ基盤の整備による「独自の循環モデル」への進化を推進する。また、自転車やベビーカーなどMobility Parts全般への取扱拡大や、付加価値の高いラストワンマイルサービスの事業化も計画に含まれている。

リスク

リユース業態の特性上、古物営業法に基づく適切な管理が求められ、違反による処分は経営に影響を及ぼす可能性がある。また、ECサイト運営における特定商取引法や、個人情報の保護に関する厳格な管理体制の維持が重要となる。

フランチャイズ展開においては、関連法令の遵守や加盟企業との信頼関係構築が不可欠である。さらに、人材紹介事業「BoonBoonJob」の運営にあたっては、職業安定法に基づく許可の維持と適切な運用が求められる。

競合

同社は中古カー用品市場において独自の強みを持つリユースモデルを確立している。特に修理・メンテナンス後の販売や保証の付帯により、単なる個人間売買とは異なる信頼性の高い提供体制で差別化を図っている。

競合環境においては、物価高騰による消費者のリユース需要の高まりという追い風がある。同社は特定のニッチな領域(ホイール等)に特化したブランド展開や、独自の受発注プラットフォームを介した流通卸売の仕組みにより、市場内での優位性を確保している。

バリュエーション

最新の市場データにおいて、当社の株価は1,028円となっており、時価総額は約93.1億円である。PERは11.89倍、PBRは1.81倍と算出されている。

配当利回りは3.62%となっており、安定した収益基盤を背景とした評価が見られる。これらの数値は、リユース市場の拡大と独自の循環モデルによる成長性を反映している。