事業モデル

同社は、インターネットを主な販売チャネルとする生命保険会社であり、オンライン生保のリーディングカンパニーを目指しています。独自の「マニフェスト」に基づき、分かりやすく安くて便利な商品・サービスを提供することで、顧客の安心と未来への支援を追求する姿勢を貫いています。

事業内容は、生命保険法に基づく保険引受業務、保険料として預かった資産の運用業務、および他社からの業務代行が含まれます。子会社を通じて保険代理店事業やサービス開発も展開しており、多角的なアプローチで顧客接点を構築しています。

KPI

当連結会計年度における個人保険と団体信用生命保険(団信)を合算した保有契約年換算保険料は、前連結会計年度比108.0%の37,290百万円に達しました。そのうち、個人保険は106.8%の28,718百万円、団信は112.2%の8,571百万円をそれぞれ占めています。

新契約面では、当連結会計年度の新契約年換算保険料が前連結会計年度比116.1%の3,384百万円となり、成長への寄与が見られます。また、個人保険における解約失効率は5.5%と、前連結会計年度の5.7%から改善する推移を見せています。

成長ドライバー

同社は、AIをはじめとする最新のデジタル技術を実業務へ導入し、オペレーションの抜本的な見直しと生産性の向上を図る方針です。これにより、事業規模の拡大と持続的な成長の両立を目指しています。

また、KDDIやマネーフォワード3994といった異業種とのパートナー提携を通じ、ポイント経済圏など多様なチャネルでの展開を推進しています。さらに、金利上昇環境を好機と捉え、個人保険および団信の双方において競争力の高い商品・サービスを提供することで成長を加速させる構えです。

リスク

主要なリスクとして、国内生保や大手金融機関との激しい競争による新契約の減少や解約の増加が挙げられています。特にオンライン生保市場の拡大に伴い、競合他社の参入やサービス向上に対する対応が重要となります。

また、広告宣伝費などの保険獲得キャッシュ・フローの投下効率が低下するリスクも認識されています。さらに、金利変動や為替の変動といったマクロ経済環境の変化、およびシステム障害や情報漏えい等のオペレーショナル・リスクへの厳格な管理体制を構築しています。

競合

同社は、国内生保、外資系生保、大手金融機関の保険子会社との競争に直面しており、特にオンラインチャネルにおける差別化が重要です。独自のマニフェストに基づく「分かりやすさ」や「利便性」を追求することで、顧客エンゲージメントを高め、競合に対する優位性を確保しています。

また、異業種企業による経済圏の拡大に伴い、パートナー企業の選好される存在であり続けるためのブランド強化も戦略の柱です。団信分野においても、提携金融機関との競争環境の変化に対応しながら、強みを活かした商品提供を継続する方針です。

バリュエーション

2026年8月14日時点の株価は1,504円であり、同日の市場データに基づく時価総額は約1208.3億円となっています。この価格水準におけるPERは15.01倍、PBRは1.28倍と算出されています。

これらの指標は、オンライン生保としての独自の立ち位置を反映した数値です。同社は今後も、包括資本(Comprehensive Equity)を重要な経営指標として採用し、企業価値の向上を目指す方針を示しています。