事業モデル
同社は「保険販売事業」「ソリューション事業」「システム事業」の3つの柱で構成されるビジネスモデルを展開しています。保険販売では、独自の分析・検索システムを活用したコンサルティングを通じて、個人および法人向けに最適な保険提案を行っています。
ソリューション事業では、金融機関や保険代理店に対し、高度な証券分析機能やAI技術を組み込んだシステムを提供し、安定的な収益基盤を構築しています。また、システム事業においては、子会社を通じて非定型帳票に対応するOCR技術などのソフトウェア開発・販売を行っています。
KPI
保険販売事業では、2025年6月期に新規来店件数が過去最高となる20,065人を記録し、成約件数も前年同期比14.0%増の16,270件に達しました。ソリューション事業における「ASシステム」等のID数は、保険代理店や銀行向けが計11,615件に到達しています。
システム事業においては、子会社の積極的な人材確保と技術開発により、当連結会計年度の売上高は前年同期比45.1%増の1,368,258千円となりました。これらの好調な推移により、グループ全体の売上高は前年同期比19.0%増、営業利益は同49.7%増を達成しています。
成長ドライバー
成長の源泉は、独自開発した「保険IQシステム」や「ASシリーズ」といった高度なIT基盤による高い顧客満足度と利便性にあります。これらのシステムは、証券分析からライフプラン作成までを一気通貫で行えるワンストップ型として、競合他社に対する優位性を確立しています。
また、ソリューション事業におけるFC(フランチャイズ)展開の加速も重要な成長要因です。Web広告による送客強化や、新規リクルート活動、既存代理店への追加出店の提案を通じて、より広範なネットワークへのアプローチを推進しています。
リスク
主なリスクとして、保険会社との関係における依存度が挙げられ、取引先の審査基準強化や手数料率の変更が経営成績に影響を与える可能性があります。また、システムへの高い依存度から、サイバー攻撃や自然災害によるシステムダウン、個人情報の漏洩などが重大な脅威となります。
さらに、保険業界特有の動向として、契約の失効や解約の増加、あるいは法改正に伴うコンプライアンス対応の複雑化もリスク要因です。これらに対し、同社は高度なセキュリティ対策や厳格な個人情報保護マネジメントシステムの運用を通じて、リスクへの備えを講じています。
競合
保険販売事業においては、独自の分析・検索システムによる視覚的な比較提案が強みであり、他社と比較して高い契約継続率を実現しています。このシステムは、長年のノウハウと複数の保険会社との信頼関係に基づくAPI連携により、競合に対する優位性を確保しています。
ソリューション事業のAS部門では、AIを活用した最新機能の提供や、高度なOCR技術による非定型帳票のデータ化において強みを持っています。FC部門においても、初心者でも短期間でコンサルティングを可能にするツールと運営ノウハウにより、他業種からの参入ニーズに応えています。
バリュエーション
2026年8月14日時点の株価は731円であり、同日の時価総額は約59.8億円となっています。この時点でのPERは13.61倍、PBRは1.57倍と算出されています。
また、同日時点の配当利回りは4.38%となっており、安定した収益基盤を背景とした評価が反映されています。これらの数値は2026年8月15日に更新された最新の市場データに基づいています。
