事業モデル

同社は「デザイン」の本質を単なる外観の装飾ではなく、問題解決のための戦略立案や体験設計と定義し、二つの主要事業を展開しています。

デザインパートナー事業では、UX・UIデザインを中心に、ブランド構築やビジネスモデルの策定までを一気通貫で支援する準委任型サービスを提供しています。一方、デザインプラットフォーム事業では、自社で構築した人材プールを活用した採用支援「ReDesigner」やSaaS型のホワイトボードツール「Strap」を展開し、相乗効果を狙っています。

KPI

デザインパートナー事業において、当連結会計年度の顧客社数は62.0社(前年同期比19.4%増)に達しました。また、月額平均顧客単価は6,075千円となり、前年同期の5,497千円から10.5%増加しています。

リソース面では、国内の正社員デザイン部門で149名、Goodpatch Anywhereにおいて635名のデザイナーを確保しており、特に後者の稼働デザイナー数は前年比22.0%増と、強固な供給体制を構築しています。

成長ドライバー

DX市場の拡大に伴い、企業が求める「デザイン経営」への関心が高まっており、戦略策定からプロダクト開発までを一貫して支援する同社のモデルは追い風となっています。

特に、単なる制作に留まらず、企業の経営層や意思決定者と深く関わりながら長期的な関係を築くアプローチが、安定した受注基盤の構築に寄与しています。また、デザインプラットフォーム事業を通じてノウハウを横展開する仕組みも成長を支える要因です。

リスク

DX市場は拡大が見込まれる一方で、景気動向や競合他社の参入による競争激化がリスクとして挙げられています。特に低価格な競合や資本力のある企業の台頭に対し、ソリューションの拡充やマーケティング強化で対応する方針です。

また、事業の根幹を支えるデザイナー人材の確保と育成も重要な課題です。人材市場の逼迫による流出を防ぐため、独自の採用チャネル拡大や体系的な社内研修、福利厚生の整備を通じて、質の高いリソースの維持に努めています。

競合

同社が参入するDX市場は、競合他社の参入が増加しており、特に優秀な人材の獲得競争やプロジェクトの獲得において厳しい環境にあると認識しています。

これに対し同社は、UXデザインを軸とした「デザイン×事業戦略」「デザイン×組織」といった領域の拡張により差別化を図っています。独自のノウハウを蓄積した専門性の高いソリューションを提供することで、競合に対する優位性を確保する方針です。

バリュエーション

2026年8月14日時点の株価は437円であり、同日の時価総額は約38.2億円となっています。

この時点での指標として、PERは9.79倍、PBRは0.87倍となっており、配当利回りは2.29%を記録しています。これらの数値は、提供された最新の市場データに基づいた評価となります。