事業モデル

同社はIT営業アウトソーシング事業、ヘルスケアビジネス事業、その他の事業の3つを柱として展開しています。IT営業アウトソーシング事業では、独自教育プログラムを通じて育成した人材を大手IT企業へ派遣し、高度な専門性を備えた人員提供を行っています。

ヘルスケアビジネス事業においては、Webサイト「介護レク広場」や資格制度「レクリエーション介護士」を通じた独自のシニアプラットフォームを活用しています。この基盤を活かし、自治体と連携したヘルスケア関連の受託業務や、高齢者向けサービスの提供を行っています。

KPI

IT営業アウトソーシング事業においては、成長性を測る指標として「営業派遣配属人数」を採用しています。同事業における当事業年度の派遣および業務委託の人員は166名に達しました。

ヘルスケアビジネス事業では、「介護レク広場」の会員数と「レクリエーション介護士」2級認定者数を合算した「介護レクリエーション人数」を重要指標としています。この数値は、同社が目指すヘルスケアDX構築に向けたシニアプラットフォームの基盤となるためです。

成長ドライバー

IT営業アウトソーシング事業では、リスキリングに注力した「BCC-LaPTプログラム」やeラーニングサービス「LAPTRE」を展開し、未経験者を高度な人材へ育成する体制を強化しています。これにより、大手IT企業との強固なネットワーク構築と新規顧客の獲得を目指します。

ヘルスケア分野では、シニアプラットフォームを活用した市場調査やプロモーション支援、さらには自治体からの業務請けを通じた事業拡大を図っています。2025年4月からは新たに「はんなん健康応援プラン推進事業」の受託も予定しており、成長に向けた投資を継続しています。

リスク

IT営業アウトソーシング事業においては、労働市場の変化による若年層の確保難や、競合他社との価格競争の激化が経営成績に影響を与える可能性があります。また、顧客企業の経営環境の変化に伴う投資意欲の減退もリスク要因として認識されています。

ヘルスケアビジネス事業では、社会保障費に関する法改正などによる介護業界の環境変化や、情報セキュリティ上の機密情報漏洩のリスクが存在します。さらに、人材派遣事業特有の法的規制への対応や、知的財産権の侵害等に対する継続的な管理体制の構築が求められています。

競合

同社はIT営業アウトソーシング分野において、独自の教育プログラムによる先行優位性を確立し、競合との差別化を図っています。特に高度な専門知識を要する人材育成に強みを持つことで、単純な価格競争を回避しつつ事業基盤の維持を目指しています。

ヘルスケア分野では、シニアプラットフォームという独自のネットワークを活用することで、参入障壁の構築と優位性の確保を図っています。自治体や他企業との連携を通じ、単独での競合よりも強固な協力体制を築くことで市場における地位の確立を目指す構えです。

バリュエーション

2026年8月14日時点の株価は998円となっており、同日の時価総額は約42.3億円(4,234,273,536円)と算出されています。この際のPBRは1.32倍を記録しています。

同社はIT事業とヘルスケアという成長性の高い二つの領域を軸に展開しており、独自の教育基盤とシニアプラットフォームの価値が評価の焦点となります。投資判断にあたっては、これらの独自資産が将来的なヘルスケアDXの推進にどの程度寄与するかが重要となります。