事業モデル

同社は中古車販売事業を主軸とし、新車販売や付帯するサービスを提供しています。国内では「ガリバー」のブランドを活用した直営店展開を行い、海外では米国を中心に拠点を展開しています。

さらに、整備工場の運営による顧客の囲い込みや、IT技術を活用したシステム開発、人材紹介など多角的な事業を展開しています。これらの活動を通じて、自動車流通における循環型経済の一端を担うことを目指しています。

KPI

当連結会計年度において、国内直営店の小売台数は163,931台に達し、過去最高を更新しました。この成長は、新規および既存の大型店が堅調に推移したことが主な要因です。

また、販売戦略として値引きを前提としない価格設定や付帯商品の販売を推進しており、小売1台あたりの粗利も高い水準を維持しています。売上高は前年同期比13.3%増の562,774百万円を記録しました。

成長ドライバー

今後の成長戦略として、ブランド力を活かした大型店のさらなる新規出店と、整備工場の展開によるリピート顧客の獲得を掲げています。特に整備事業は市場規模が大きく、内製化によるコスト効率の向上が期待されています。

また、海外での事業拡大や、EV(電気自動車)へのシフトといった業界構造の変化に対応するための技術投資も推進しています。これらの取り組みにより、国内外でのシェア拡大と顧客との長期的な関係構築を目指します。

リスク

中古車市場はオークション相場の変動に左右されるため、急激な価格変動が収益や財政状態に影響を与える可能性があります。しかし、同社は独自の仕入・販売体制を構築することでこの影響の低減に努めています。

また、人材確保の難化による人件費の上昇や、個人情報の流出リスク、さらには自然災害による店舗への被害などが挙げられます。これらに対し、教育体制の整備や情報セキュリティ規程の徹底など、多角的な管理体制を構築しています。

競合

中古車市場は事業者の裾野が広く、大手による寡占が進んでいないという特徴があります。そのため、同社は競合他社との過度な競争にさらされることなく、適正な販売価格の維持とシェア拡大の両立を目指せる環境にあります。

一方で、仕入環境の変化や在庫の過不足といった要因により、一時的に利益確保が困難になる可能性も考慮されています。同社はブランド力を武器に、競合との差別化を図りながら市場での優位性を確立しようとしています。

バリュエーション

最新の市場データにおいて、株価は1,360円となっており、時価総額は約1370.6億円です。PERは11.51倍、PBRは1.56倍と算出されています。

また、配当利回りは3.11%となっており、安定した収益基盤を背景とした投資判断の材料となります。これらの数値は2026年6月30日時点の市場データに基づいています。