事業モデル
「古本市場」「ふるいち」「トレカパーク」といった多様な業態を展開し、書籍やゲームソフト、トレーディングカード等の販売・買取を行っています。100%子会社によるECサイト運営や、関連会社との連携を通じたシステム開発など、多角的な販路を構築しています。
リユース市場の拡大と新品価格の上昇を受け、中古商材の提供機会が広がる環境にあります。店舗での買取・販売に加え、独自のノウハウを活用したB2B領域やグローバル展開も視野に入れた事業構造となっています。
KPI
当連結会計年度の売上高は422億3千3百万円となり、前年同期比で15.8%の成長を記録しました。営業利益は13億7千7百万円と前年同期比51.1%増、親会社株主に帰属する当期純利益も73.0%増と大幅な伸長を見せています。
販売実績の内訳では、中古品が約207億円、新品が約211億円となっており、両事業がバランスよく寄与しています。特にトレカやホビーといった特定カテゴリーの成長が目立っており、多角的な商材展開が奏功しているとみられます。
成長ドライバー
リユース店舗領域では、ショッピングモールへの出店継続や地方ロードサイド型店舗の展開により、ネットワークを拡大しています。また、全店での買取手続きの電子化やトレカ在庫検索機の導入など、DXを通じた運営効率の向上が推進されています。
EC領域では、子会社の拠点を集約しリソースを集中させることで競争力の強化を図っています。さらに、独自のビジネスツールである「TAYS」などの外販や、海外での実店舗展開を見据えたグローバル戦略も成長の柱として位置づけられています。
リスク
中古商材は仕入量の調整が難しく、品質の安定的な確保が困難な場合があるという特性上のリスクを抱えています。また、新品ゲームソフト等の販売には季節変動があり、メーカー側の動向による影響を受ける可能性も指摘されています。
システム面では、基幹系システムの障害やサイバー攻撃による通信・情報の安全性が課題となります。さらに、再販価格維持制度の変更や古物営業法などの法的規制、および大規模災害による物流網への影響など、外部環境の変化に対するリスク管理が求められます。
競合
リユース市場は循環型社会への関心の高まりを背景に拡大傾向にあり、同社はこの中で独自の強みを持つポジションを築いています。特にトレカやホビーといった特定のニッチな商材において、高度なノウハウを活用した展開を行っています。
競合環境の変化に対しては、店舗運営の効率化やDXの推進によって対応を図る方針です。また、B2B領域でのツール外販やフランチャイズ展開を通じて、自社単独の枠を超えたビジネスモデルの構築を進めることで優位性を確保しようとしています。
バリュエーション
最新の市場データにおいて、同社の株価は143円となっており、時価総額は約86.7億円です。PERは10.26倍、PBRは1.28倍と算出されており、現在の市場評価を反映しています。
配当利回りは2.86%となっており、安定した収益基盤に基づいた株主還元が行われています。これらの数値は、リユース事業の成長性と将来的な多角化戦略に対する期待が織り込まれたものとみられます。