事業モデル

同社は切削工具、計測、産業機器、工作機械の販売を主軸とする卸売業を展開しています。国内外の拠点を活用し、製造現場の課題解決に向けたソリューション提供を行っています。

特に切削工具は主力製品として、独自のブランド展開や販促企画を通じて売上を牽引しています。計測分野では、展示会やセミナーを通じて、測定工具や計測機器の拡販と検査・校成ビジネスの拡大に取り組んでいます。

KPI

当連結会計年度の売上高は435億18百万円となり、前年同期比0.1%減の推移となりました。そのうち切削工具は223億11百万円と伸長を見せましたが、計測や産業機器・工作機械はそれぞれ減少となりました。

収益面では、営業利益が4億3百万円、経常利益が4億53百万円を計上しています。資産面では、自己資本比率が74.7%となっており、安定した財務基盤を維持しながら事業運営を行っています。

業績推移

売上高の推移(通期・直近4期)。FY2023 444.6億円、FY2024 440.6億円、FY2025 435.6億円、FY2026 435.2億円。9.4億円の減少

売上高の推移(通期・直近4期)。出典は kabu-insight(yfinance 由来)の通期実績で、古い期から新しい期の順に並べた。

FY2023の売上高は444.6億円。
FY2024の売上高は440.6億円。
FY2025の売上高は435.6億円。
FY2026の売上高は435.2億円。

成長ドライバー

「共創ビジョン2030」を掲げ、2030年に向けた成長戦略を推進しています。具体的には、DX商材や自動化を含む設備の提案、および計測機器の拡販による成長を目指しています。

海外事業については、ベトナムやタイの拠点を活用し、非自動車分野への展開を含む「収益貢献型海外事業」への再定義を進めています。また、独自のブランド展開や、既存の枠組みに捉われないビジネスモデルの構築を成長の柱としています。

リスク

主要製品が自動車産業と密接に関連しているため、同業界の景気動向や設備投資の動向が経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、高齢化に伴う取引先の廃業や倒産による顧客減少もリスクとして認識されています。

さらに、物価高騰による仕入価格や運送費の上昇分を販売価格へ転嫁できない場合の利益圧迫や、サイバー攻撃による情報セキュリティへの懸念も挙げられています。また、少子高齢化に伴う人財確保の難化も、中長期的な経営課題として特定されています。

競合

同社は切削工具や計測機器の分野において、独自のブランド展開や販促企画を通じて市場での存在感を高めています。特に切削工具においては、独自のブランド「Victoryエンドミル」の展開や、新規取扱メーカーとの連携を強化しています。

競合環境においては、単なる製品販売から、DXや自動化を含むソリューション提案への移行を進めています。また、海外拠点における現地パートナーとの協練を通じた展開など、多角的なアプローチで市場における優位性の確保を図っています。

バリュエーション

2026-08-26時点の株価は155円となっており、同日の時価総額は約83.2億円です。同日のデータに基づくPERは29.34倍、PBRは0.63倍と算出されています。

同日のデータに基づく配当利回りは2.63%となっています。これらの指標は、同社が取り組む新中期経営計画における成長への期待と、現在の資産価値のバランスを反映しています。