事業モデル
ビジョンケア事業を主軸とし、コンタクトレンズおよびケア用品の製造・販売を展開しています。国内では独自に提供する定額制会員システム「メルスプラン」を通じて、約130万人の会員に対し継続的なサービスを提供しています。
海外市場においては、欧米で大手量販チェーン向けのプライベートブランド供給を行い、アジアではオルソケラトロジーレンズやケア用品の販売を推進しています。また、ヘルスケアや動物医療など、次なる成長を見込む多角的な事業領域への展開も進めています。
KPI
当連結会計年度における売上高は125,605百万円となり、前年比3.4%の増収を記録しました。営業利益は10,236百万円(前年比2.2%増)、経常利益は11,021百万円(前年比15.2%増)と推移しています。
ビジョンケア事業単体では、売上高が116,523百万円、セグメント利益が17,468百万円となりました。研究開発費として当期は5,561百万円を投じ、新素材や生産技術の高度化に向けた投資を継続しています。
成長ドライバー
「1DAY戦略」に基づき、世界的な需要拡大が見込まれるシリコーンハイドロゲル素材の1日使い捨てコンタクトレンズに注力しています。マレーシアの新工場における量産体制構築や既存工場のライン増設により、グローバルな供給能力を強化しています。
「オルソケラトロジー関連戦略」では、近視人口の増加を背景とした成長が見込まれるアジア市場を中心に、近視進行抑制に向けた製品展開を推進しています。特に日本や他の中央・東アジア諸国において、独自の技術力を活かした製品ラインアップの拡充と認知度向上を図っています。
リスク
コンタクトレンズ市場では、国内外メーカーとの競争激化に加え、インターネット販売の拡大による価格競争や販売チャネルの多様化が課題となります。これに対し、独自システムによる安心感の提供や、DX活用による利便性向上で顧客流出を抑制する戦略をとっています。
また、主要製品が高度管理医療機器に該当するため、厳格な法的規制への対応が不可欠です。海外展開においては各国の規制遵守が必要であり、新製品開発におけるコスト増大や期間の長期化といったリスクに対し、専門部署による体制整備で対応しています。
競合
コンタクトレンズ市場は多くの競合他社が存在し、プロモーション活動や販売チャネルの多様化が進む中で競争が激化しています。特にインターネット販売の普及により、顧客の購買行動が利便性や価格を重視する方向へ変化していると認識されています。
同社はこれに対し、独自の定額制会員システム「メルスプラン」による高い付加価値と、他社製品も取り扱う「Miru 3C PLAN」を展開することで差別化を図っています。また、高品質なサービスと瞳の安全を両立させることで、競合に対する優位性を確保する方針です。
バリュエーション
最新の市場データに基づくと、株価は1,690円、時価総額は約1263.0億円となっています。PERは21.65倍、PBRは1.33倍と算出されています。
配当利回りは1.65%となっており、安定した事業基盤を背景とした評価が反映されています。これらの数値は最新の市場データに基づいたものであり、今後の成長戦略の進捗により変化する可能性があります。