事業モデル

同社は、独自の「N極S極交互配列」技術を用いた家庭用磁気治療器のブランド「Colantotte」を展開するほか、高齢者の安心を支える「CSS」事業を展開しています。製品は、磁力の死角をなくし広範囲に影響を与えることで、高い効果を追求する設計となっています。

販売チャネルは、卸売を行うホールセール、SNS等を活用したイーコマース、実店舗での販売を行うリテールの3部門で構成されています。また、女性向けブランド「Lierrey」や、睡眠環境に特化した「RESNO」など、ターゲットを絞った多角的なブランド展開を行っています。

KPI

当事業年度の売上高は6,917,910千円となり、前事業年度と比較して16.4%の増加を記録しました。特にイーコマース部門が34.8%増、リテール部門が27.3%増と、各チャネルで堅調な伸びを見せています。

利益面においても、営業利益は1,810,085千円(前年比20.6%増)、当期純利益は1,328,215千円(前年比29.7%増)と、売上・利益ともに過去最高を更新しています。特に高付加価値商品の伸長が、収益性の向上に大きく寄与しています。

業績推移

売上高の推移(通期・直近4期)。FY2022 46.6億円、FY2023 54.1億円、FY2024 59.4億円、FY2025 69.2億円。22.6億円の増加

売上高の推移(通期・直近4期)。出典は kabu-insight(yfinance 由来)の通期実績で、古い期から新しい期の順に並べた。

FY2022の売上高は46.6億円。
FY2023の売上高は54.1億円。
FY2024の売上高は59.4億円。
FY2025の売上高は69.2億円。

成長ドライバー

高齢化の進展に伴う健康意識の高まりや、若年層の姿勢の悪化による「肩こり」等の悩み増加が、同社の主力製品である磁気治療器の追い風となっています。特に「Colantotte」ブランドは、アスリートも活用する高い品質とデザイン性を両立しており、強固なファン基盤を構築しています。

また、2025年1月からは保険会社の加入者向けに「CSS」事業の提供を開始するなど、高齢化社会の課題解決に向けた新領域の拡大も成長の柱となります。今後も、新製品の継続的な投入と、ブランド認知度の向上を通じたマインドシェアの獲得を目指しています。

リスク

同社の売上はネックレス類が81.6%を占めており、特に主力製品である「コラントッテTAO」シリーズへの依存度が高いことが構造的なリスクとして挙げられます。特定の製品への依存を低減するため、多岐にわたる製品展開による分散化を推進しています。

また、製造を外部委託するファブレス生産体制をとっているため、委託先の供給能力や品質管理体制に左右される側面があります。さらに、SNS等を通じた風評被害や、模倣品によるブランドイメージの毀損、および需要予測の誤りによる在庫リスクにも注視が必要です。

競合

同社は、単なる磁気治療器の提供にとどまらず、デザイン性やカラー展開を重視した「見せる&魅せる」アプローチで差別化を図っています。独自の磁場設計による機能性の追求と、ブランド価値の向上を両立させることで、競合他社との差別化を推進しています。

市場環境としては、健康志向の高まりにより市場自体は拡大傾向にありますが、競合他社による魅力的な製品の出現や、消費者の嗜好の変化がリスク要因となります。これに対し、同社は新製品への積極的な投資とマーケティング活動の強化により、競争優位性の維持を図っています。

バリュエーション

2026年8月26日時点の市場データにおいて、同社の株価は1,464円となっており、時価総額は約131.4億円です。この時点でのPERは9.75倍、PBRは2.37倍と算出されています。

また、同日のデータに基づく配当利回りは3.04%となっています。これらの指標は、同社の成長性と現在の市場評価を反映する重要な指標となります。