事業モデル

同社はメディカルサービス事業とインテリア健康事業の二本柱で構成される事業体です。メディカルサービス事業では、介護保険制度を基盤とした福祉用具のレンタルや卸売、リネンサプライ等を提供しています。

インテリア健康事業では、ベッドや家具などの製造・販売に加え、EC展開やショールームを活用した販路拡大を推進しています。独自の品質基準であるFESを設け、高品質なモノづくりを通じてブランド価値の維持を図っています。

KPI

当連結会計年度における売上高は61,769百万円となり、前年同期比で1.9%の増収を記録しました。そのうちメディカルサービス事業が41,830百万円と全体の約3分の2以上を占めています。

一方で営業利益は4,335百万円(前年同期比7.7%減)となり、経常利益も同額の推移となりました。インテリア健康事業の売上高は19,380百万円で、当期はわずかな減少に留まっています。

成長ドライバー

中期経営計画において「シルバービジネスへの経営資源の集中と深化」を掲げ、高齢者向けレンタルビジネスへ重点投資を行っています。特に都市部での営業員増員や拠点拡大、地方での卸販売強化により、国内シェアNo.1の地位確立を目指しています。

また、製品の循環型経済への貢献に向けたレンタル売上比率の向上や、DX推進による労働生産性の向上が成長を支える要素となります。さらに、海外市場へ向けた高付加価値商品の展開も戦略として掲げられています。

リスク

メディカルサービス事業は介護保険制度に大きく依存しており、制度改定による給付範囲の縮小や除外が経営成績に影響を及ぼす可能性があります。これに対し、同社は高齢者向け以外のレンタル推進等により収益基盤の多角化を図っています。

その他、原材料価格の高騰や為替変動によるコスト増、製品の欠陥によるブランド毀損リスク、個人情報の漏洩といったサイバー攻撃のリスクを抱えています。これらのリスクに対し、保険への加入や管理体制の整備、独自の品質基準の徹底等で対応しています。

競合

国内の家具インテリア市場は、大手企業の寡占化やECの普及などにより流通構造が変化しており、競争環境が厳しさを増しています。これに対し同社は、他社と差別化された高付加価値な中・高価格帯の商品開発に注力する方針です。

メディカルサービス分野においては、高齢者人口の増加に伴う需要拡大が見込まれる一方で、介護人材不足への対応が課題となります。同社は、現場の負担を軽減する製品の研究開発や、独自のノウハウを活かした付加価値の高い商品展開により優位性を確保しようとしています。

バリュエーション

最新の市場データにおいて、当社の株価は1,230円となっており、時価総額は約409.1億円です。PERは16.69倍、PBRは1.02倍と算出されています。

配当利回りは4.08%となっており、安定した収益基盤を背景とした投資家への還元が見込まれます。これらの数値は、同社の事業構造や市場における位置付けを反映したものと考えられます。