事業モデル

同社は情報コミュニケーション、ソリューションセールス、半導体関連マスク、不動産賃貸の4つのセグメントを展開しています。

主力となる印刷事業では、単なる印刷に留まらず、ロジスティクスやDX領域を組み合わせたワンストップソリューションを提供し、顧客課題の解決を目指しています。また、半導体関連マスク事業は中長期的な成長を見込む中核事業として位置付けられています。

KPI

当連結会計年度の売上高は344億79百万円となり、前年比0.8%増を記録しました。

利益面では、営業利益が13億2百万円(前期比5.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は11億14百万円(前期比10.7%減)となりました。これらの数値は中期経営計画の目標を上回る推移となっており、着実な進捗を示しています。

成長ドライバー

成長戦略として、半導体関連マスク事業における設備更新や拠点再編による生産性向上、および海外拠点の連携強化を推進しています。

また、情報コミュニケーションセグメントでは、ロジスティクス(BPOサポート)やDX領域の拡大を通じて、縮小する紙媒体への依存度を低減し、新たな収益基盤の構築を図っています。特にタイでの大規模工場稼働など、海外展開も成長の柱として重要視されています。

リスク

国内の印刷関連市場は、デジタル化や少子高齢化の影響により長期的な縮小傾向にあり、これが事業への大きな影響を与えるリスクがあります。

また、原材料・エネルギー価格の高騰や物流費の上昇といった外部要因によるコスト増、および特定顧客の動向や人材確保の難易度も重要な管理項目として認識されています。これらに対し、生産体制の最適化やDX活用による効率化で対応を図っています。

競合

同社は印刷事業において、競合他社との価格競争や供給能力過剰といった厳しい環境に直面しています。

この状況を打破するため、単一のサービス提供からBPOやロジスティクスを含む多角的なソリューションへの転換を進めています。また、半導体関連マスク分野では、高度な技術力と生産体制の最適化を通じて、独自の競争優位性を確立する方針です。

バリュエーション

最新の市場データにおいて、株価は886円、時価総額は約158.0億円となっています。

投資指標としては、PERが14.18倍、PBRが0.80倍となっており、配当利回りは2.49%を記録しています。これらの数値に基づき、中期経営計画における企業価値の向上に向けた取り組みが進められています。