事業モデル
同社は、上場企業のディスクロージャー関連事業と、国内外の企業を対象とした通訳・翻訳事業の二つの柱で構成されています。ディスクロージャー関連事業では、IPO支援からIR、ESG関連の任意開示まで幅広く対応し、独自のシステムやコンサルティングを提供しています。
通訳・翻訳事業では、国際会議やイベントにおける通訳に加え、高度な訴求力が求められるローカライズやトランスクリエーションを提供しています。両事業ともに、高度な専門知識とIT技術を融合させたソリューション提供を強みとしています。
KPI
当連結会計年度の売上高は29,678百万円となり、前連結会計年度比で1.4%の増加を記録しました。ディスクロージャー関連事業の売上高は21,761百万円と、前年度比3.3%増の推移となっています。
通訳・翻訳事業の売上高は7,917百万円であり、前年度比3.5%の減となりました。利益面では、当期純利益が前連結会計年度比で35.2%増加し、4,075百万円を計上しています。
業績推移

売上高の推移(通期・直近4期)。出典は kabu-insight(yfinance 由来)の通期実績で、古い期から新しい期の順に並べた。
FY2022の売上高は253.2億円。
FY2023の売上高は275.7億円。
FY2024の売上高は292.8億円。
FY2025の売上高は296.8億円。
成長ドライバー
ディスクロージャー関連事業では、統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」の導入社数拡大や、IR・ESG関連の高度な開示ニーズへの対応が成長を牽引しています。また、RPAの活用により年間3万時間超の業務を自動化し、生産性の向上を図っています。
通訳・翻訳事業では、AIの影響を分析しつつ、翻訳プラットフォーム「SIMULwiz」や「AI通訳」の提供など、技術革新に対応した新製品の展開に注力しています。グローバル化の進展に伴う英語での情報開示や、サステナビリティ情報の開示充実化への対応も重要な成長機会と捉えています。
リスク
高度な専門性を有する人材の確保と育成が、事業の継続的な成長における重要なリスク要因として特定されています。国内の人口減少を背景に、優秀な人材の確保が困難になった場合、サービスの質や競争力に影響を及ぼす可能性があります。
また、機密性の高い情報や個人情報を扱うため、サイバー攻撃や情報漏洩による信用失墜のリスクも重要な課題です。さらに、ディスクロージャー関連の法令改正や会計基準の変更、AI技術の進展による市場環境の変化にも、機敏な対応が求められる状況にあります。
競合
同社は、高度な専門知識とIT技術を融合させた独自のポジションを確立しています。ディスクロージャー関連事業では、単なる書類作成に留まらず、システム提供やコンサルティングを組み合わせることで、顧客の高度なニーズに対応しています。
通訳・翻訳事業においては、AIの台頭という技術的変化に対し、独自のプラットフォームやAI活用による効率化を推進しています。これらの事業は、専門性の高さとITの活用により、競合他社との差別化を図る構造となっています。
バリュエーション
2026年8月26日時点の市場データにおいて、同社の株価は4,360円となっています。この時点での時価総額は約551.8億円と算出されています。
同社のPERは16.31倍、PBRは1.70倍となっており、投資家への配当利回りは4.21%を記録しています。これらの指標は、2026年8月26日時点の市場データに基づいた数値です。
