事業モデル
同社はジュエリーを中心とした「4℃」などのブランド展開、高級ブランド時計の専門リユース販売、アパレルメーカーとしてのOEM事業、および「パレット」を展開するデイリーファッション小売など、多角的な事業を展開しています。
ブランド事業では、企画から製造、販売までを一貫して行うSPAモデルを採用しており、アパレル事業では海外生産の強みを活かした企画提案力を武器に、大手アパレルや専門店へ向けた展開を行っています。また、物流や付帯サービスも自社グループ内で完結させる体制を整えています。
KPI
同社は、経営の重要指標として「のれん償却前営業利益」を採用しており、当連結会計年度には40億59百万円(前年比53.5%増)を達成しました。
株主還元に関しては、のれん償却前ROE10%以上、およびDOE4%以上を目標に掲げています。さらに、将来的に1株当たり年間配当100円の達成を目指しており、安定的な配当と機動的な自己株式の取得を通じて、株主への利益還元を重要な経営課題として位置づけています。
業績推移

売上高の推移(通期・直近4期)。出典は kabu-insight(yfinance 由来)の通期実績で、古い期から新しい期の順に並べた。
FY2023の売上高は395.1億円。
FY2024の売上高は394.6億円。
FY2025の売上高は459.0億円。
FY2026の売上高は699.6億円。
成長ドライバー
ブランド事業においては、女性支持の拡大に向けたMD改革の深化や、チャネル戦略の推進、および高級ブランド時計の品揃え強化とブランド化に向けた広告投資の強化を推進しています。
アパレル事業では、海外サプライチェーンの優位性を活かした取引先からの支持拡大や、既存店舗の成長、および年間10店舗の新規出店による売上拡大を目指しています。また、DXの推進やグループガバナンスの強化を通じて、持続的な成長を支える基盤構築に取り組んでいます。
リスク
原材料価格の変動や為替の動向は、ジュエリーやアパレル製品の仕入原価に直接影響するため、為替予約の実施や仕入先の多様化、価格転嫁力の向上といった対策を講じています。
また、アパレル事業における気象条件による需要変動や、リユース事業における中古品の品質管理・真贋判定の徹底など、事業特性に応じたリスク管理体制を構築しています。さらに、競合他社との差別化に向けたブランドプロモーションやCRMの充実にも取り組んでいます。
競合
ジュエリー事業においては、国内外の多くのブランドとの競争にさらされており、これに対し同社は商品開発力やデザイン力の強化、デジタルマーケティングの活用で差別化を図っています。
アパレル事業では、海外生産の強みを活かした企画提案力を武器に、大手アパレルやGMSなど幅広いマーケットにおいて競合優位性を確保する戦略をとっています。リユース事業においても、鑑定力の向上と信頼性の確保を通じて、独自の立ち位置を確立しています。
バリュエーション
2026年8月26日時点の市場データにおいて、同社の株価は2,169円、時価総額は約467.9億円となっています。
同社のPERは26.11倍、PBRは1.17倍となっており、配当利回りは3.90%を記録しています。これらの数値は、同社が掲げる成長に向けた投資と、ブランド価値の向上に向けた戦略の反映として評価されます。
