事業モデル
同社は情報ネットワークに関する機器販売、設計・開発などの構築、およびクラウド等の月額サービスを提供する「情報ネットワークソリューションサービス」を展開しています。
特に近年では、単なる製品提供からエンジニアリングサービスを軸とした高付加価値な提案へとシフトしており、ストック型ビジネスの拡大にも注力しています。
これらの活動を通じて、顧客の成長を先導するパートナーとしての地位確立を目指し、多様な業種へ向けたソリューションを提供しています。
KPI
当期は売上高が前年比5.6%増の103,728百万円に達し、営業利益は同26.2%増の8,178百万円と大幅な増益を記録しました。
特に「開発・構築」分野では、ネットワーク構築やサービス向け案件の伸長により売上高が前年比13.6%増の17,391百万円へと大きく伸びています。
また、当期純利益は前年比35.9%増の6,472百万円となり、過去最高を更新する極めて良好な経営成績を収めています。
成長ドライバー
生成AI技術の普及や人手不足といった社会課題への対応を背景に、高度なセキュリティ対策やDX推進に向けた企業の投資意欲が高まっています。
同社は「Transformation 2026」を通じて成長領域へリソースをシフトし、AIパートナーシップの締結やクラウド型動態管理サービスの強化を進めています。
今後は「Trust & Challenge 2029」のもと、AI Nativeへの移行やプロフェッショナルサービスへの変革を通じ、さらなる企業価値の向上を目指します。
リスク
主要な仕入先である富士通6702株式会社との取引における依存関係があり、同社の経営方針の変化が自社の事業に影響を及ぼす可能性があります。
また、高度化するサイバー攻撃や情報漏洩に対するリスクに対し、専門チームの設置や定期的な訓練を通じて強固なセキュリティ体制の構築に取り組んでいます。
さらに、人手不足による採用難や技術革新への対応遅れといった人的資本に関する課題に対しても、人材育成や評価制度の変革を通じて対応を図っています。
競合
同社は情報・通信サービス業界において、ハードウェアとソフトウェアの両面をカバーする高いエンジニアリング能力を強みとしています。
単純な構築のみならず、高度な技術動向や顧客ニーズを捉えたコンサルティングを含む包括的なソリューションを提供することで競争優位性を確保しています。
特に生成AIの普及に伴う構造変化の中で、専門性の高いエンジニアリングリソースを活用した高付加価値領域での提供機会の拡大に注力しています。
バリュエーション
2026年8月17日時点の市場データにおいて、同社の株価は4,115円となっており、時価総額は約761.5億円です。
同社のPERは11.74倍、PBRは1.63倍と算出されており、安定した事業基盤を背景とした評価となっています。
また、2026年8月17日時点のデータでは、配当利回りは4.55%となっており、投資家に対して一定の還元姿勢を示しています。
