事業モデル
当行は群馬県を主要な営業基盤とする地域金融機関として、預金・貸出業務を中心に多角的な金融サービスを提供しています。有価証券投資や為替業務に加え、子会社を通じてリース、証券、コンサルティング、保証といった幅広い事業を展開する体制を構築しています。
これらの事業は「つなぐ」というパーパスのもと、単なる資金の提供に留まらず、地域・企業・人々の課題解決に向けたソリューションを提供することを目的としています。特に非金利業務を含む多角的なアプローチにより、地域経済の持続性を高めるエコシステムの構築を目指しています。
KPI
当連結会計年度において、預金は前年比1.2%増の8兆5,710億円、貸出金は前年比5.5%増の7兆2,261億円と堅調に推移しました。これに伴い、コア業務純益は前事業年度比で205億87百万円増加し、685億38百万円を記録しています。
また、当期純利益は前連結会計年度比で149億63百万円増加し、588億63百万円となりました。経営指標においては、ROEが7.72%、総自己資本比率が13.12%を達成しており、強固な財務基盤のもとで事業を展開しています。
成長ドライバー
中期経営計画「Growth with“Purpose”」において、デジタル変革(DX)やデータ利活用の強化、人的資本の充実といった事業基盤の強化を推進しています。特に非金利業務における法人役務収入や預かり金融資産等収入の増加が、収益の多角化に寄与する重要な要素となっています。
また、お客さまとの対話を起点とした「つなぐプロセス」を通じて、事業承継や人材確保といった高度な課題に対するソリューション提供を強化しています。これらの取り組みにより、社会的価値と経済的価値の両立を目指し、持続的な成長のサイクルを構築する方針です。
リスク
金融機関として、取引先の業況悪化に伴う信用リスクや、金利・為替・株価の変動による市場リスクを常に管理しています。特に金利上昇局面では有価証券価格の下落が懸念される一方、貸出金利息の増加といったプラスの側面もあり、適切なポートフォリオ管理とモニタリング体制を整備しています。
また、オペレーショナル・リスクとして、システム障害やサイバー攻撃への対応、マネー・ローンダリング対策などの高度な管理態勢の構築が重要課題となっています。これらのリスクに対し、自己資本比率を主要指標の一つとして毎期の計画に反映させ、強固なガバナンス体制のもとでリスクを最小限に抑える取り組みを行っています。
競合
当行は地域金融機関として、群馬県を中心とした広範なネットワークと信頼関係を基盤に競合優位性を構築しています。預金・貸出といった伝統的な銀行業務に加え、子会社を通じたリースやコンサルティング等の付加価値サービスを展開することで、他社との差別化を図っています。
地域経済のハブとして機能するため、単一の金融商品提供ではなく、地域の課題解決に寄り添う「パーパス営業」を推進しています。これにより、地域企業の生産性向上や持続可能性の確保に向けた包括的な支援体制を構築し、競合環境における独自の立ち位置を確立しています。
バリュエーション
2026年8月17日時点の市場データにおいて、株価は2,761.5円となっており、時価総額は約10465.5億円です。この際のPERは17.86倍、PBRは1.65倍と算出されています。
また、同日時点の配当利回りは2.53%を記録しています。これらの指標は、地域金融機関としての安定した事業基盤と、将来に向けた成長投資への期待が反映されたものと考えられます。
