事業モデル

当行グループは、銀行業務を中核に、リース、クレジットカード、信用保証、IT、調査研究など多角的な事業を展開しています。沖縄県における中核的金融機関として、預金・貸出・為替等の基本業務に加え、地域経済の発展に向けた多様なサービスを提供しています。

特に住宅ローンや不動産業向け融資が貸出金の約6割を占めており、地域の地価動向や観光需要と密接に関連した事業構造を有しています。また、子会社を通じてクレジットカードやIT分野にも展開し、非金利収益基盤の強化も図っています。

KPI

当連結会計年度において、経常収益は前年比で約101億円増加する803億22百万円を記録しました。このうち銀行業が553億45百万円、リース業が197億6百万円と主要な柱となっており、堅調な推移を見せています。

預金残高は前年度比で約1,191億円増加し、2兆9,018億88百万円に達しました。貸出金の期末残高も約996億円増加の2兆797億33百万円となり、地域における強固な預金・貸出基盤を維持しています。

成長ドライバー

新中期経営計画「Empower 2025」のもと、生成AIやデータ活用の徹底による業務効率化と、それによって創出したリソースの営業支援への再配分を進めています。特にCRM/SFAシステムの活用により、顧客情報の可視化と高度な提案体制の構築を目指しています。

また、脱炭素社会への移行に向けた「ZEH専用住宅ローン」や温室効果ガス排出量算定システムの提供など、地域課題解決に直結するソリューションを強化しています。これらの取り組みは国際的な評価も得ており、持続可能な事業基盤の構築を推進しています。

リスク

沖縄県特有の地理的条件から、物流コストの上昇やエネルギー価格の高騰が地域経済に与える影響を注視する必要があります。また、台風などの大規模な自然災害による影響も経営環境における不確実性として認識されています。

貸出ポートフォリオにおいて住宅ローンや不動産関連融資が高い割合を占めるため、地価動向や観光需要の変動が信用リスクに直結する構造となっています。これに対し、当行は厳格なリスク管理体制とモニタリングを通じて、与信関係費用の抑制と安定した収益確保の両立を図っています。

競合

沖縄県内の金融機関として、地域経済の発展に寄与する中核的な役割を担っています。事業構造としては、第3次産業が約8割以上を占める地域の特性を反映し、観光関連や不動産関連など幅広い業種への融資を展開しています。

特定の業種に対する過度な集中を避けるため、貸出先を小口に分散させる戦略をとっています。また、他行とのシステム共同化によるコスト削減や、外部パートナーとの連携を通じた非金利収益の強化など、競争優位性の確保に向けた取り組みを継続しています。

バリュエーション

2026年8月17日時点の市場データにおいて、株価は3,310円となっています。同日の時価総額は約1351.2億円であり、PERは14.88倍と算出されています。

また、同日のデータに基づくPBRは0.93倍となっており、配当利回りは2.97%を記録しています。これらの指標は、地域金融機関としての安定した事業基盤を反映する数値となっています。