事業モデル
同社グループは金融商品取引業を中核とし、有価証券の売買や仲介、資産運用サービスの提供を行っています。特に対面コンサルティングを軸としたリテール営業モデルの確立に注力しており、顧客一人ひとりのニーズに応える「One to One マーケティング」を展開しています。
また、子会社の金融商品仲介業者(IFA)への転換や、資産管理型ビジネスの推進によりストック型収益の拡大を図っています。独自のネットワークを活かした証券プラットフォーム事業を通じて、多様な商品やソリューションを提供する体制を構築しています。
KPI
当連結会計年度における営業収益は955億95百万円となり、前年度比で16.7%の増加を記録しました。純営業収益も同期間で15.0%増の918億35百万円に達しており、堅調な推移を見せています。
さらに、経常利益は228億67百万円(前年度比46.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は213億60百万円(同83.3%増)と大幅な伸長を遂げました。この当期純利益は過去最高を更新する結果となっています。
成長ドライバー
中期経営計画において、プラットフォームの高度化とデジタル化の推進が成長の柱となっています。具体的には、自社開発の営業支援システムやスマートフォンアプリ「OKASAN Plus」の展開により、顧客接点の高度化と利便性の向上を図っています。
また、地域金融機関との連携による事業拡大や、専門性を高めるための組織体制の刷新も成長に向けた重要な施策です。これらの取り組みを通じて、対面営業とデジタルの融合による独自の価値提供を目指しています。
リスク
証券業界特有の環境として、世界的な経済動向や市場の変動により、受入手数料やトレーディング損益が大きく変動するリスクがあります。また、銀行やフィンテック企業など、多様な競合他社との激しい競争環境も継続することが予想されます。
さらに、法規制の強化やサイバー攻撃を含むシステム・情報セキュリティへの脅威にも対応が必要です。これらのリスクに対し、同社は「統合リスク管理規程」に基づいた体制整備を行い、適切な管理体制を構築しています。
競合
同社は対面営業を主力とする専業証券として、長年にわたる地域密着型の活動を通じて競争優位性を築いてきました。しかし、近年の業界再編や異業種からの参入により、競合環境は非常に複雑化していると分析されます。
こうした状況下で、同社は独自のリテール営業モデルの確立やデジタル戦略の強化を通じて差別化を図っています。特に「One to One マーケティング」の深化により、他社との差異化を追求する方針です。
バリュエーション
2026年8月17日時点の市場データにおいて、同社の株価は1,092円となっています。この時の時価総額は約2238.9億円であり、PERは10.47倍と算出されています。
また、同日のデータにおけるPBRは0.95倍となっており、配当利回りは3.59%を記録しています。これらの指標は、提供された最新の市場データに基づいた数値です。
