事業モデル

同社は有価証券の売買、引受け、募集などの金融商品取引を主たる事業として展開しています。国内金融商品取引市場を核とした営業拠点を構え、投資・金融サービスを提供しています。

特にリテール証券会社として、お客さまの資産運用や資産形成のアドバイザーとしての役割を重視しています。地域密着型の運営を通じて、信頼関係に基づいた顧客基盤の拡大を目指す体制を整えています。

KPI

当連結会計年度において、営業収益は前年比20.2%増の135億76百万円に達しました。その内訳として、投資信託の販売・代行手数料や国内株・中国株の委託手数料が大きく寄与しています。

特に受入手数料は前年比32.8%増の113億91百万円を記録しており、堅調な市場環境を背景に収益基盤が拡大しました。また、経常利益も前年比214.3%増の32億59百万円と大幅な伸びを示しています。

成長ドライバー

中長期的な成長に向けた「第六次中期経営計画」において、PBR1倍以上の達成を目指す財務施策を打ち出しています。付加価値サービスの提供や、中国株のパイオニアとしてのブランド再構築に注力する方針です。

また、アジア関連投資信託へのアプローチ強化や、IFAプラットフォームビジネスなどの得意分野への選択と集中を進めています。これらを通じて、2028年3月期に向けたROE 8%以上の達成を目指す戦略を推進しています。

リスク

金融商品取引の中核事業であるため、国内外の市場動向や地政学的リスクによる収益の変動が大きなリスク要因となります。特に投資家心理に影響を与える国際情勢の変化は、経営成績に直接的な影響を及ぼす可能性があります。

また、システム障害やサイバー攻撃による情報漏洩、および金融商品取引法に基づく自己資本規制比率の維持といった法的規制への対応も重要な課題です。これらに対し、同社はコンプライアンス態勢の強化や高度なセキュリティ対策を講じています。

競合

インターネット取引専業証券やリテール営業中心の他社に加え、異業種からの参入などにより厳しい競争環境にさらされています。競合との差別化に向けた競争優位性の維持が重要な経営課題となっています。

これに対し同社は、個人の資産運用ニーズの高まりをビジネスチャンスと捉え、地域密着型のリテール証券としての立ち位置を明確にしています。お客さま満足度の高いサービス提供を通じて、競合他社との差別化を図る戦略をとっています。

バリュエーション

2026年8月17日時点の市場データにおいて、株価は681円となっています。同日のデータに基づく時価総額は約465.2億円です。

また、同日のデータにおけるPERは11.82倍、PBRは1.63倍となっており、配当利回りは7.30%を記録しています。