事業モデル

同社グループは、太陽生命、大同生命、T&Dフィナンシャル生命の3社を柱とする生命保険事業を主軸としています。各社は家庭市場、中小企業、金融機関等の異なるターゲットに対し、独自のビジネスモデルで展開しています。

さらに、投資子会社を通じて海外のクローズドブック事業への投資を行うなど、事業領域の拡大を図っています。国内の安定的な収益を成長分野へ再配分する構造を構築しています。

KPI

2025年度の業績において、グループ修正利益は1,585億円、新契約価値は1,690億円を達成しました。これらは、それぞれ2025年度目標の1,300億円および2,000億円に対し、概ね目標を達成する推移を見せています。

また、資本効率の指標である修正ROEは10.5%を記録しました。中長期的な成長指標であるROEVについては、5年平均で8.8%を達成しており、目標水準を上回る推移となっています。

成長ドライバー

国内の金利上昇環境を背景に、一時払円建て保険の販売が増加するなど、新契約の好調な推移が成長を支えています。各社はAIの活用やデジタルサービスの拡充により、生産性の向上と顧客利便性の向上を推進しています。

成長戦略の柱として、海外のクローズドブック事業への投資を加速させています。2025年8月にはドイツの生命保険持株会社の持分取得を行うなど、海外での事業拡大に向けた資本配分を積極的に進めています。

リスク

生命保険事業の業績に大きく依存しているため、市場環境の変化や事業の役割変更が経営に与える影響を注視しています。特に、金利変動や経済状況の変動が、保険引受や資産運用に及ぼす影響を管理しています。

また、サイバー攻撃や自然災害、法規制の変更といったオペレーショナルリスクへの対応も重要視されています。これらに対し、リスクプロファイルを用いた定期的な見直しや、ストレステストの実施を通じて、経営の健全性を確保する体制を構築しています。

競合

同社は、国内の生命保険市場において、ターゲット層ごとに異なる強みを持つ3つのブランドを展開しています。家庭向け、中小企業向け、金融機関向けといった独自の立ち位置を確立することで、多様な顧客ニーズに対応しています。

競合環境においては、金利上昇局面における商品競争力の維持が重要となります。独自のビジネスモデルと、デジタル技術やAIの活用によるサービス高度化を通じて、市場における優位性を確保する方針です。

バリュエーション

2026年8月18日時点の市場データにおいて、株価は4,929円となっています。同日のデータに基づくPERは17.64倍、PBRは1.41倍と算出されています。

また、同日のデータにおける配当利回りは3.33%となっています。これらの指標は、同社の資本効率の向上に向けた取り組みや、将来の成長に向けた投資姿勢を反映する要素となります。