事業モデル

ビルディング事業とアセットマネジメント事業の二本柱で構成される事業構造を有しています。ビルディング事業では、東京都心3区や地方主要都市を中心に、オフィス、商業施設、住宅の開発、賃貸、管理、売却を展開しています。

アセットマネジメント事業では、リート投資法人の資産運用や不動産の仲介等を行っています。特にビルディング事業においては、企業向けオフィスビルの賃貸が営業利益の過半を占める構造となっています。

KPI

当連結会計年度の売上高は508億55百万円となり、前年比20.9%の増収を記録しました。営業利益は151億9百万円(同14.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は110億32百万円(同15.3%増)と、堅調な成長を見せています。

ビルディング事業の売上高は462億36百万円、アセットマネジメント事業の売上高は46億19百万円となっています。特にビルディング事業では、新規開業物件の寄与や賃貸料の増額改定、物件売却の増加が寄与しています。

成長ドライバー

中期経営計画「WAY 2040 Stage 1」に基づき、日本橋兜町・茅場町ブランドの確立や、史上最大規模となる札幌再開発プロジェクトの推進を成長の柱としています。これらのプロジェクトを通じて、都心から地方まで「人々を惹きつける場づくり」の展開を加速させています。

また、資本効率の向上に向けた「資本回転型ビジネス」の拡大も重要な戦略です。物件売却による利益の確保と、アセットマネジメント事業における仲介ビジネスの安定的な成長の両立を目指しています。

リスク

ビルディング事業においては、オフィス賃貸の需要や賃料水準が、経済情勢や需給バランスの変動により影響を受けるリスクがあります。特に、想定以上の景気変動や需給悪化が生じた場合、賃貸収益に大きな影響を及ぼす可能性があります。

また、不動産開発においては、資材高騰や金利動向、地価の変動、工事の遅延などがコスト増や収益低下を招くリスクがあります。さらに、有利子負債の多くを長期借入で調達しているため、金利動向の変動が財務への影響を与える可能性も認識されています。

競合

同社は、東京都心3区や地方主要都市といった、景気変動による賃貸料減少の影響を相対的に受けにくいエリアを重点的に選定することで、競合環境におけるリスク低減を図っています。独自のブランド構築を通じて、他社との差別化を図る戦略をとっています。

特に日本橋兜町・茅場町エリアにおけるブランド確立や、札幌などの地方主要都市における大規模再開発を通じて、都市競争力の強化に寄与する独自のポジションを確立しようとしています。これらの取り組みにより、競合他社との差別化と市場における優位性の確保を目指しています。

バリュエーション

2026年8月18日時点の株価は2,355円となっており、同日の時価総額は約1557.3億円です。この時点におけるPERは14.22倍、PBRは1.26倍と算出されています。

同日の市場データに基づく配当利回りは3.73%となっています。これらの指標は、同社が保有する不動産資産の価値と、将来の成長期待を反映した水準となっています。