事業モデル

同社は分譲事業を核とし、流通、管理、賃貸、その他関連事業を多角的に展開する不動産企業です。分譲事業では、立地や住環境にこだわった高付加価値なマンションの開発・販売を行っています。

流通事業では、中古不動産の売買仲介や買取再販、投資用不動産の一棟販売を行うウェルスソリューションを展開しています。管理事業においては、分譲物件の総合管理やリフォーム、清掃業務などを提供し、安定的な収益基盤を構築しています。

KPI

当連結会計年度の業績は、売上高が901億8百万円(前期比12.8%増)、営業利益が77億51百万円(同47.9%増)と大幅な伸長を記録しました。経常利益も58億91百万円(同56.3%増)に達し、高い成長性を示しています。

分譲事業においては、新築分譲マンション825戸の引渡しを行い、売上高は551億96百万円となりました。流通事業でも、買取再販やウェルスソリューションの好調により、売上高は274億64百万円(前期比33.7%増)に達しています。

成長ドライバー

成長の源泉は、首都圏マンション市場における高付加価値物件への需要の底堅さと、流通事業の強化にあります。特に1億円を超える高価格帯の物件においても販売が順調に推移しており、ブランド価値の向上が寄与しています。

また、流通事業におけるウェルスソリューションの引渡し完了や、管理事業におけるリプレイス獲得の推進も収益に貢献しています。今後は、不動産M&Aを通じた用地確保や再開発事業への参画により、将来の案件パイプラインの整備を推進する方針です。

リスク

今後の経営環境において、金融政策の動向に伴う住宅ローン金利の上昇が、顧客の購買心理に与える影響については注視が必要です。金利上昇は、不動産購入を検討する顧客の意欲に影響を及ぼす可能性があるため、慎重な見極めが求められます。

一方で、供給が限られる好立地物件に対する実需や資産形成目的の需要は根強いと判断されています。同社は、こうした市場環境の変化に対応しながら、高付加価値な住まいづくりを追求することで、安定的な成長を目指す方針です。

競合

同社は、首都圏マンション市場において、立地や住環境にこだわった厳選した物件提供を通じて差別化を図っています。特にZEH-M1 Orientedなどの環境共生型住宅の展開により、独自の価値提供を推進しています。

また、管理事業や流通事業の拡大を通じて、単なる販売だけでなく、顧客のライフサイクルに合わせた包括的なサービスを提供しています。競合が比較的少ない不動産M&Aや再開発事業への取り組みにより、独自のポジションを確立しようとしています。

バリュエーション

2026年8月18日時点の市場データにおいて、同社の株価は842円、時価総額は約199.1億円となっています。この時点でのPERは5.20倍、PBRは0.53倍と算出されています。

また、同日のデータに基づく配当利回りは4.71%となっています。これらの指標は、同社の現在の市場評価を反映する数値として用いられています。