事業モデル

同社グループは、戸建住宅、マンション、一般請負工事、不動産流通、およびリフォームや仲介を含むその他の事業を展開しています。戸建住宅事業はグループのコア事業として、新築戸建の施工・販売や分譲用地の販売を担っています。

マンション事業では、特定の利便性の高いエリアに特化した新築分譲マンションの企画・販売を行っています。不動産流通事業では、リノベーションを施した中古物件や、投資家向けの希少性の高い物件の売買など、付加価値を高めた提案を行っています。

KPI

当連結会計年度の売上高は692億70百万円となり、前年同期比で2.5%の微減となりました。一方で、営業利益は13億13百万円と、前年同期比で38.7%の増加を記録しています。

経常利益は11億46百万円(前年同期比24.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億39百万円(前年同期比8.5%増)となりました。これらの数値は、各事業セグメントにおける収益構造の改善が寄与したものとみられます。

成長ドライバー

中期経営計画2028において、同社は「収益性の改善」と「売上・利益の成長回帰」を掲げています。具体的には、戸建住宅事業における在庫の量的・質的な適正化や、プロダクトミックスの改善による提案力の強化を進めています。

また、現在提供が限定されている規格型注文住宅や木造集合住宅、不動産流通事業の拠点を、中部・首都圏から関西・九州圏へと拡大する方針です。国内4商語圏での総合不動産サービスの展開により、成長の加速と企業価値の向上を目指しています。

リスク

不動産事業の特性上、土地仕入の円滑な遂行や、金利動向、住宅税制、消費税の変更といった外部要因が業績に影響を及ぼす可能性があります。特に、土地仕入資金の多くを金融機関からの借入に依存しているため、金利情勢の変動には注意が必要です。

また、販売地域の偏りによる地域経済の影響や、自然災害による不動産価値の毀損、訴訟リスク、個人情報の漏洩といったリスクも特定されています。さらに、建築資材の不足や納期遅延、感染症による事業活動の制限など、供給側の制約による影響も考慮すべき要因です。

競合

同社は、戸建住宅、マンション、一般請負、不動産流通といった多岐にわたる事業を展開しており、各領域で独自の強みを有しています。特に一般請負工事事業においては、グループ内の老舗工務店との連携により、工事の内製化によるシナジー創出を図っています。

不動産流通事業においては、リノベーションによる付加価値の向上や、投資家向けの高額物件の取り扱いなど、多様な顧客層へのアプローチを行っています。これらの多角的な事業展開により、特定の市場動向に左右されにくい強固な事業基盤の構築を目指しています。

バリュエーション

2026年08月18日時点の市場データにおいて、同社の株価は873円となっています。この時点での時価総額は約126.6億円と算出されています。

同社のPERは9.47倍、PBRは0.46倍となっており、配当利回りは4.35%を記録しています。これらの指標は、2026年08月18日時点のデータに基づいた評価となります。