事業モデル
石油輸送、高圧ガス輸送、化成品・コンテナ輸送、および資産運用という多角的な事業ポートフォリオを展開しています。鉄道と自動車の2つの輸送手段を組み合わせることで、高い機動性と大量輸送の両立を実現しています。
特に石油輸送では鉄道タンク車とタンクローリーを使い分け、高圧ガス輸送では長年の経験と専用の教育施設による安全教育を強みとしています。コンテナ輸送では、多様なニーズに応える付加価値の高いコンテナの提供と、ワンストップの輸送サービスを提供しています。
KPI
当連結会計年度の売上高は、石油輸送および高圧ガス輸送の増収により38,537百万円(前年同期比3.9%増)となりました。営業利益は1,868百万円(同20.2%増)、経常利益は2,147百万円(同22.2%増)と、増収増益を達成しています。
セグメント別では、石油輸送事業の売上高が18,698百万円(同6.4%増)、セグメント利益が1,491百万円(同36.1%増)と大きく伸長しました。高圧ガス輸送事業は、人件費や成長投資の影響で20百万円のセグメント損失となりましたが、当期は前年同期の60百万円の損失から改善しています。
成長ドライバー
中期経営計画(2024年度〜2026年度)において、2026年度の売上高37,500百万円以上、営業利益1,800百万円以上、経常利益2,000百万円以上の達成を目指しています。石油輸送では、鉄道タンク車や自動車の運賃改定の進捗、およびシェアの拡大に注力しています。
高圧ガス輸送においては、脱炭素社会に向けたトランジションエネルギーとしてのLNGの価値向上を背景に、新規需要の取り込みによる輸送数量の拡大を図ります。また、化成品輸送では、成長事業として取り組む海外事業のさらなる需要開拓と規模拡大を進め、収益力の向上を目指しています。
リスク
燃料油価格の変動や為替レートの変動が、燃料油脂費の増大や海外向け事業の収益、コンテナ調達コストに影響を与えるリスクがあります。これに対し、燃料サーチャージの適用や為替予約によるヘッジ手段の活用で対応しています。
また、深刻な乗務員不足や、自然災害による物流網の寸断、さらには過失による事故の発生といったリスクも認識しています。これらに対し、安全教育の徹底、設備投資による安全装置の導入、およびBCPの策定や労働環境の改善を通じて、事業継続に向けた体制を整えています。
競合
石油輸送事業においては、鉄道と自動車の2つの輸送手段を併用できる体制を強みとして、石油元売各社を主な顧客としています。高圧ガス輸送では、長年の実績と専門的な教育体制を武器に、ガス会社等との強固な関係を築いています。
コンテナ輸送事業では、多様なコンテナのラインナップと、国内およびアジア圏でのワンストップサービスを提供することで、顧客の利便性を高めています。これらの事業は、特定のセグメントに過度に依存しない分散化と、資産運用を含む新規事業の開拓により、安定的な収益基盤の構築を目指しています。
バリュエーション
2026年8月19日時点の株価は4,985円であり、同日の時価総額は約164.6億円です。この時点でのPERは11.04倍、PBRは0.55倍となっています。
同日時点の配当利回りは2.38%と算出されています。これらの指標は、同日の市場データに基づいた数値です。
