事業モデル
同社は「会計士.job」というワーキングプラットフォームを運営し、公認会計士等の専門家をデータベース化するプロシェアリング事業を展開しています。このモデルにより、クライアントのニーズに合わせて最適なパートナーを迅速かつ効率的にアサインすることが可能です。
提供するサービスは、IPO支援や決算開示、内部管理体制の整備、M&A関連のサポートなど多岐にわたります。特にIPO準備企業への関与割合は2025年1月から9月で22.2%に達しており、高度な専門性を要する領域で強みを発揮しています。
KPI
同社が運営する「会計士.job」には、2025年9月時点で5,800名を超える公認会計士等の登録者が存在します。この膨大なリソースにより、案件の受付からサービス提供までのセットアップ期間を短縮し、効率的な提供を実現しています。
また、同プラットフォームを通じて1年間の稼働者数は373名にのぼります。さらに、2025年9月にはTOKYO PRO Marketの「J-Adviser」資格を取得しており、上場前後の多様な企業の成長を支援する体制を強化しています。
成長ドライバー
成長の源泉は、深刻な人手不足やビジネスリスクの複雑化を背景とした、プロフェッショナルなアウトソーシング需要の拡大にあります。特にIPO準備企業や上場企業における、高度な専門スキルを要する経営管理課題の解決が重要な成長機会となっています。
また、新設された「会計士プレミアム」によるマッチング精度の向上や、TOKYO PRO Marketへの上場支援など、ターゲット市場の拡大も推進しています。2030年9月期に向けた売上高100億円の目標達成に向け、提供サービスの拡充と連携強化を進めています。
リスク
事業の成長には、優秀なコンサルタントやパートナー会計士の確保・育成が不可欠であり、人材獲得競争の激化や流出がリスク要因となります。また、プラットフォームである「会計士.job」の会員数増加が停滞した場合、案件への適切なアサインができず、競争力が低下する可能性があります。
さらに、機密情報や個人情報を扱う性質上、情報セキュリティの不備による社会的信用の失墜や、訴訟・コンプライアンス違反による影響も注視すべき事項です。これらのリスクに対し、同社は社内教育の徹底や、プライバシーマークの取得、厳格な管理規定の運用等で対応を図っています。
競合
同社は、単なるコンサルティングにとどまらず、プロフェッショナルな知見を最適配分するプラットフォームとしての立ち位置を確立しています。高度な専門スキルを必要とするIPO支援やリスクマネジメントにおいて、外部リソースを効率的に活用する仕組みを強みとしています。
競合環境においては、高度化・複雑化するビジネス環境や、深刻な労働力不足を背景に、専門的なスキルを内製するよりもアウトソーシングを選択する企業が増加しています。同社は、ノウハウのチェックリスト化や業務オペレーションの最適化により、品質と効率の両立を追求しています。
バリュエーション
2026年8月19日時点の市場データにおいて、同社の株価は957円となっています。この時点での時価総額は約20.4億円(2,036,065,536円)と算出されています。
同社の株価に対する評価指標として、PERは21.46倍、PBRは1.53倍を記録しています。これらの数値は、同社が展開するプロシェアリングモデルや、成長に向けた戦略的な投資の評価を反映しているものとみられます。
