事業モデル

ブランド品、貴金属、宝石、骨董・美術品などのリユース事業を主軸として展開しています。国内では店頭、宅配、出張、オンラインの4つの手法で仕入を行い、海外では店頭買取を中心に展開する体制を構築しています。

仕入った商品は、自社運営のオークションを通じて国内外のパートナーへ販売するほか、小売店舗やECサイトを通じて一般消費者へ販売しています。また、百貨店や金融機関とのアライアンスを通じて、リユースサービスを普段利用しない顧客層へのアプローチも行っています。

KPI

当連結会計年度の売上高は84,841百万円となり、前連結会計年度と比較して4.1%の伸長を記録しました。仕入高は66,014百万円(自動車の仕入高実績を除く)に達し、前年度比で9.1%増加しています。

売上総利益は21,308百万円となり、売上総利益率は25.1%と前年度比で1.2ポイント改善しました。この結果、当連結会計年度の営業利益は1,453百万円となり、前連結会計年度の営業損失から黒字へと転換しています。

成長ドライバー

中期経営計画において、リユース市場の拡大を背景に、海外仕入の拡大や小売販売の強化を重点領域として掲げています。特に海外では、成長余地が大きいアジアや中東地域においてパートナー店舗を通じた展開を加速させる方針です。

また、リピーター施策の強化や、他業種とのアライアンスによる仕入体制の構築、さらには不動産や自動車といった実物資産の取り扱い拡大を進めています。これらの施策を通じて、顧客とのエンゲージメントを高め、継続的な収益を生むリカーリング型のビジネスモデルへの移行を目指しています。

リスク

リユース品の仕入は顧客の持ち込みに依存するため、景気動向や競合の増加、相場変動によって仕入量が不安定になるリスクがあります。また、高度な専門知識を持つ買取スタッフの確保が、仕入活動や店舗展開の制約要因となる可能性があります。

さらに、ブランド品の流通におけるコピー商品の混入や、盗品の流通といったリスクへの対応が重要となります。また、海外展開においては、為替や地金相場、国際的な貿易紛争などの外部環境の変化が、仕入・販売動向に影響を及ぼす可能性も含まれています。

競合

国内のリユース市場はフリマアプリの普及やサステナビリティへの関心の高まりにより、市場規模が拡大傾向にあります。一方で、一般消費者からの買取における競争は激しく、多くの事業者が参入する中で差別化が求められる環境にあります。

海外市場においては、組織的にCtoBtoBのビジネスモデルを展開する事業者が限定的であり、同社は最大規模で展開していると認識しています。競合が比較的少ない海外のラグジュアリーリユース市場は、国内よりも大きな成長余地があると考えられています。

バリュエーション

2026年08月19日時点の株価は2,019円であり、同日時点の時価総額は約271.3億円となっています。同日のデータに基づくPERは10.29倍、PBRは2.52倍と算出されています。

また、同日時点の配当利回りは2.22%となっています。これらの指標は、同社がリユース事業の構造改革を進め、収益性の向上を目指す過程における評価を反映しています。