事業モデル
同社は美容事業を主たる事業としており、直営サロン運営、加盟店(BSサロン)運営、ヘアメイク、美容室支援、キャリアデザインの5つの柱で構成されています。特に「モッズ・ヘア」ブランドを核とした事業展開を行っており、ブランドの価値を最大化するための施策を講じています。
直営サロンでは首都圏を中心に展開し、BSサロンでは国内外で展開。さらに、美容室向けの決済代行やPOSシステム提供といった支援事業、プロフェッショナルなヘアメイク事業を展開し、多角的な収益構造を構築しています。
KPI
同社は経営指標として、株主に対する収益還元を重視しており、特に株主資本利益率(ROE)に重点を置いています。この指標を通じて、資本に対する効率的な利益獲得を目指す方針です。
事業面では、顧客単価の上昇や、ヘアメイク事業における成約率の向上、美容室支援事業における決済代行の契約件数などが重要な要素となります。また、人材流動性の高い業界において、優秀な技術者の確保と育成が経営の安定に寄与する重要な要素と位置付けられています。
成長ドライバー
2030年の設立40周年に向けた「第二創業期」として、2024年7月からの3年間を「助走」の期間と位置づけ、経営基盤の強化と既存事業の再構築を進めています。特に「モッズ・ヘア」ブランドの魅力を伝えるためのクリエイティビティ発信や、ブランディングを通じた集客・採用の強化に注力しています。
成長の柱として、ヘアメイク事業の各部門における成約率向上や、美容室支援事業におけるBtoB決済代行サービスの展開を推進しています。また、海外展開、特にアジア市場への展開や、シニア人材の活用を含むキャリアデザイン事業の拡大も成長の源泉として期待されています。
リスク
美容師の確保が困難な業界構造において、優秀な技術者の退職や不足が経営成績に直接的な影響を及ぼすリスクがあります。また、海外展開においては、現地の法規制や税制、為替リスク、さらには知的財産権に関するリスクなど、多岐にわたる不確実性が存在します。
さらに、海外の提携先との契約に基づくライセンスブランドの契約条件変更や、気象状況による需要の変動、個人情報の流出による社会的信用の低下もリスクとして特定されています。これらのリスクに対し、同社は体制整備や管理体制の強化を通じて対応を図っています。
競合
同社は美容業界において数少ない上場企業であり、リーディングカンパニーとしての立ち位置を確立しています。競合が激化する市場環境において、独自のブランド力やDX・GXの推進を通じて、業界全体のプレゼンス向上に寄与する取り組みを行っています。
特に人材の流動性が高い環境下では、単なる価格競争ではなく、顧客満足度や従業員満足度の向上を通じた差別化を図っています。また、美容室支援事業においては、決済代行やシステム提供といったソリューションの提供により、他社との差別化を図る戦略をとっています。
バリュエーション
2026年8月19日時点の市場データにおいて、同社の株価は231円、時価総額は約26.4億円となっています。この時点でのPBRは5.36倍と算出されています。
同社の配当利回りは、2026年8月19日時点で0.40%となっています。これらの数値は、同社がブランド価値や将来の成長性を織り込んだ評価を受けていることを示唆しています。
