事業モデル
当企業グループは、映像関連事業、演劇事業、不動産事業の3つを主たる事業として展開しています。映像関連事業では、映画の製作・配給・興行に加え、テレビドラマの制作や音楽著作権の利用許諾など、多岐にわたるコンテンツ制作を行っています。
演劇事業においては、歌舞伎や一般演劇の企画・製作・興行を行い、独自のブランドを確立しています。不動産事業では、所有不動産の賃貸や管理を通じて安定した収益基盤を構築しており、多角的な事業ポートフォリオを構築しています。
KPI
当連結会計年度の売上高は98,249百万円となり、前連結会計年度比で17.0%の増加を記録しました。営業利益は6,173百万円と、前連結会計年度の1,519百万円から270.9%の大幅な増加を見せています。
経常利益は6,345百万円となり、前年同期の2,500百万円の損失から黒字に転換しました。親会社株主に帰属する当期純利益も5,236百万円となり、前連結会計年度の664百万円の損失から大幅な改善を見せています。
成長ドライバー
映像関連事業では、自社企画・幹事作品の比率を高めることで利益率の向上を目指しています。また、保有する豊富なライブラリーを、DVDや配信、海外利用などの多様なチャネルで展開し、収益機会の拡大を図る方針です。
演劇事業では、歌舞伎の伝統を継承しつつ、次代を担う若手俳優の活躍の場を広げ、新たな作品創りに取り組んでいます。不動産事業においては、計画的なバリューアップ工事や戦略的なリーシングにより、資産価値の向上と稼働の安定化を推進しています。
リスク
映像関連事業および演劇事業においては、作品の興行成績や出演者の健康状態、客層の嗜好の変化など、外部要因による影響を受けやすい構造があります。特に、作品のヒットの有無が経営成績に大きな影響を与えるため、慎重な作品選定と戦略的な展開が求められます。
また、感染症の拡大による営業制限や、自然災害による施設への被害、さらには知的財産権の侵害といったリスクも存在します。さらに、財務制限条項に基づく純資産の維持など、財務体質の安定に向けた管理も重要な課題として認識されています。
競合
映像関連事業においては、独自の製作力を背景としたコンテンツの企画・製作・配給を通じて競争優位性を構築しています。特に、自社で保有する豊富なライブラリーを活用した多角的な展開が、他社との差別化要因となります。
演劇事業では、歌舞伎をはじめとする伝統あるコンテンツの提供により、独自の地位を確立しています。不動産事業においても、東銀座などの特定エリアにおける文化発信を軸とした独自の事業展開により、地域における付加価値の向上を図っています。
バリュエーション
2026年8月19日時点の株価は10,890円となっており、同日の時価総額は約1488.4億円です。この時点におけるPERは28.41倍、PBRは1.41倍と算出されています。
同日の市場データに基づく配当利回りは0.28%となっています。これらの指標は、同社が保有するコンテンツ資産や不動産などの資産価値、および将来の成長期待を反映した数値となっています。
