事業モデル

同社はWHG事業、ラグジュアリー&バンケット事業、リゾート事業の3つを主軸として展開しています。WHG事業では宿泊主体型ホテルを展開し、ラグジュアリー&バンケット事業では婚礼や宴会、レストラン、ゴルフなどの提供を行っています。

リゾート事業ではリゾートホテルやレジャー事業を展開しており、各事業に関連する各種サービスも提供しています。これらの事業は相互に連携し、多角的なサービス提供体制を構築しています。

KPI

当連結会計年度において、売上高は前年比5,792百万円増の82,004百万円を記録しました。営業利益は前年比1,486百万円増の13,795百万円となり、経常利益も前年比1,081百万円増の13,704百万円と、いずれも過去最高益を更新しています。

WHG事業では、客室の改装やコンテンツの充実、海外プロモーションの強化により、インバウンド宿泊者数の増加とADR(客室平均単価)の上昇を実現しました。ラグジュアリー&バンケット事業およびリゾート事業においても、商品力の強化や施設リニューアルにより、いずれも前年比で増収を達成しています。

成長ドライバー

今後の成長に向け、同社は既存事業のさらなる強化と、新規出店や資産取得を通じた事業拡大を推進する方針です。特に、提携先との連携により、M&Aの知見を活用した開発力の強化や、運営力・ブランド力の向上に注力しています。

WHG事業では、中古資産の取得によるコンバージョンや、フランチャイズ、マネジメントコントラクトなど多様な手法で拠点数を拡大する計画です。リゾート事業においても、観光地化の推進や施設競争力の強化を通じて、さらなる収益拡大を目指しています。

リスク

事業運営におけるリスクとして、保有するホテル建物等の有形固定資産(512億円)について、不動産価値の下落や事業収支の悪化による減損損失が発生する可能性があります。また、賃借している不動産の所有者が破綻等に陥った際の継続利用困難や、中途解約時の未経過賃料の支払い義務も挙げられています。

外部環境要因として、地震や台風などの自然災害、または感染症の流行によるインバウンド需要の減退が業績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、金利上昇による借入金(うち変動金利分93億円)の負担増、および海外事業における為替変動による影響もリスク要因として特定されています。

競合

同社は、宿泊、宴会、リゾートといった多岐にわたるサービスを展開しており、各領域で独自のブランドを確立しています。WHG事業では、複数のホテルブランドを展開し、認知度の向上とファン獲得に向けた施策を推進しています。

ラグジュアリー&バンケット事業では、歴史ある庭園などの希少な資産を活用し、他にはない体験価値を提供することで差別化を図っています。リゾート事業においても、施設リニューアルやアクティビティの充実を通じて、競合に対する優位性を確保する戦略をとっています。

バリュエーション

2026年8月19日時点の市場データにおいて、同社の株価は2,441円となっています。この時点での時価総額は約1398.4億円であり、PERは10.94倍、PBRは3.25倍と算出されています。

同社の配当利回りは、2026年8月19日時点で0.86%となっています。これらの指標は、同社が過去最高益を更新するなどの好調な業績推移を背景とした現在の市場評価を反映しています。