事業モデル

同社は、一般世帯への夕食材料等の宅配を主軸とした食品事業を展開しています。自社工場での製造と販売員による配送・販売を一体とした独自の総菜宅配システムを確立しており、中部圏や関西圏の一部で展開しています。

また、介護施設やサービス付き高齢者住宅への食料品販売といった法人向け販売も行っています。さらに、フランチャイズ加盟会社へのメニュー企画提供や経営指導も提供しており、多角的なアプローチで事業を展開しています。

KPI

当事業年度の売上高は60億8百万円となり、前年度比でわずかな減少に留まっています。そのうち、主力となるメニュー商品の売上高が55億12百万円と、全体の約9割を占めています。

売上原価率は前年度の62.7%から61.6%へと1.2ポイント改善しました。これは、原価管理の徹底や、高付加価値な商品展開の推進、および一部のコスト削減の成果によるものと分析されています。

成長ドライバー

同社は、若年層を含む次世代の顧客獲得に向けたデジタル戦略の強化に取り組んでいます。LINE公式アカウントの運用強化やコーポレートサイトの刷新、さらにはTVCMの放映などを通じて、認知拡大と訴求力の向上を図っています。

また、将来の成長に向けた研究開発として、介護食や健康食といった市場拡大が見込まれる分野への注力を行っています。個食対応型で調理が容易な食材や調理済み食品の取り入れなど、多様なニーズに応える商品開発を推進しています。

リスク

事業の特性上、生鮮野菜や精肉、魚介類といった主要仕入品の調達状況が業績に直接影響するリスクがあります。特に、異常気象や災害による相場変動、あるいは物流コストの増大が収益を圧迫する要因となります。

また、販売ルートの拡大に伴う販売人員の確保と育成も重要な課題として認識されています。さらに、有利子負債の割合が30.1%と高い水準にあることから、金利情勢や金融市場の変動が財務面におけるリスク要因となります。

競合

同社の事業は「総菜宅配業界」に分類されますが、実態としては生鮮食品の小売事業として位置付けられます。そのため、提供する商品の性質により、飲食店や持ち帰り総菜、あるいは食品スーパーや専門店といった幅広い業態と競合する可能性があります。

同社は、管理栄養士が監修する栄養バランスに優れたメニューを強みとしています。競合他社に対し、品質、価格、サービスレベルのいずれかにおいて優位性を保ち、顧客の流出を防ぐことが重要な戦略となります。

バリュエーション

2026-08-21時点の市場データにおいて、同社の株価は233円となっています。この時点での時価総額は約36.4億円と算出されています。

同社の株価指標として、2026-08-21時点のPBRは1.51倍となっています。また、同日時点の配当利回りは1.05%と報告されています。