事業モデル
SEI Investments Companyは、子会社を通じてウェルスマネジメント、退職年金、投資ソリューション、資産管理、投資処理のアウトソーシングなど、多岐にわたる金融サービスを提供しています。顧客層は、プライベートバンクや独立系財務アドバイザー、機関投資家、非営利団体など非常に幅広く、多様な組織に対して包括的なサービスを展開しています。
同社は、株式、固定利付、バランス型などの投資信託を立ち付け・運用するほか、ファンダメンタル分析とクオンティティ分析を組み合わせた投資戦略を採用しています。1968年の設立以来、北米、欧州、アジア、アフリカに拠点を置き、グローバルなネットワークを通じて顧客のポートフォリオ管理を支援しています。
KPI
最新の会計年度において、同社は非常に強固な収益構造を維持しています。FY2025の売上高は2,297,381,000 USD(=23億ドル)に達し、営業利益率は27.3%と高い水準を記録しています。
また、ROE(自己資本利益率)も29.2%に達しており、資本を効率的に活用して利益を生み出していることが示されています。手元資金として395,664,000 USD(=4億ドル)の現金および現金同等物を保有しており、安定した財務基盤を構築しています。
業績推移

売上高の推移(通期・直近3期)。出典は kabu-insight(yfinance 由来)の通期実績で、古い期から新しい期の順に並べた。
FY2023の売上高は19.2億ドル。
FY2024の売上高は21.3億ドル。
FY2025の売上高は23.0億ドル。
成長ドライバー
同社の成長は、近年の売上および利益の着実な拡大に裏打ちされています。FY2025の売上高は前年比で8.1%増加しており、純利益は前年比で23.1%の大幅な伸びを記録しています。
この成長の背景には、提供する資産管理や投資処理のソリューションに対する需要の継続的な拡大があると考えられます。特に、営業利益率がFY2023の22.1%からFY2025の27.3%へと向上している点は、事業の効率性が高まっていることを示唆しています。
リスク
同社の事業は、金融市場の動向やマクロ経済の変動に直接的な影響を受ける可能性が高いと考えられます。投資信託の運用や資産管理の提供は、市場のボラティリティや金利動向によって、顧客の資産価値や運用手数料の動向が変動するリスクを伴います。
また、グローバルな拠点を展開しているため、各地域の規制環境の変化や地政学的リスクも考慮する必要があります。特に、複雑な金融規制への対応やコンプライアンスの維持は、継続的な運営において重要な管理項目となります。
競合
アセットマネジメント業界において、同社は多様な顧客層に向けた包括的なサービスを提供することで競争優位性を築いています。機関投資家から個人向けアドバイザーまで幅広い層に対応できる体制は、競合他社に対する強みとなります。
特に、投資処理のアウトソーシングや資産管理の専門的なソリューションを提供できる点は、特定のニッチなニーズを持つ顧客を惹きつける要因となります。多角的なサービスラインナップにより、単一のサービスに依存しない安定したビジネスモデルを構築しています。
バリュエーション
最新の市場データに基づくと、同社の株価は111.63ドル、時価総額は約134億ドルとなっています。PERは19.65倍、PBRは5.36倍と算出されており、現在の市場評価を反映しています。
配当利回りは0.93%となっており、成長と配当のバランスを考慮した投資判断が求められます。これらの指標は、同社が安定した収益基盤を持ちつつ、将来の成長も期待されるアセットマネジメント企業として評価されていることを示しています。
