エムビーエス
Performance
株価チャート
業績・財務
業績・財務
| 売上高 | 47億円 |
| 営業利益 | 6億円 |
| 純利益 | 5億円 |
| 営業利益率 | 13.3% |
| ROE | 12.8% |
| ROA | 9.7% |
| 自己資本比率 | 75.8% |
| 総資産 | 49億円 |
| 純資産 | 37億円 |
業績推移
売上・利益の推移
ROE・ROA の推移
詳細指標
詳細指標
| ROIC | — |
| ROE | 14.21% |
| ROA | 9.25% |
| FCFマージン | — |
| 粗利益率 | 33.68% |
| 営業利益率 | 15.77% |
| 営業CFマージン | — |
| 配当性向 | 13.68% |
| 配当成長率(3年) | — |
| Net Debt/EBITDA | — |
| 実効税率 | — |
| 自社株買い傾向 | — |
バランスシート
バランスシート
| ネットキャッシュ | 9億円 |
| NC比率 | 10.3% |
| 流動資産 | 30億円 |
| 有価証券 | 5億円 |
| 現金 | 16億円 |
| 負債総額 | 12億円 |
| 時価総額(BS時点) | 90億円 |
企業レポート分析
ビジネスモデル
エムビーエス(株式会社エムビーエス、証券コード1401)は、山口県宇部市を本拠とする建設・リフォーム会社であり、主力の「ホームメイキャップ事業」において、独自開発の「ホームメイキャップ工法」による建造物の外壁・内装補修・改修工事を展開している。同工法は英国製特殊機能性塗料(シーカ・ジャパン㈱製)を用いた水性コーティング材を採用し、クリアコーティング・カラーコーティング・スケルトン防災コーティング・応用/特殊施工の4種の施工技術で構成される独自工法であり、施工後10年間の品質保証を提供する。 受注形態は直営方式(元請業者・施主と直接契約する「完成工事高」計上)と提携方式(FC加盟店が受注する「加盟店関連売上高」計上)の2本立てで、訪問販売を行わず工務店・ゼネコン等のパートナーネットワークを通じた受注に注力する。足場から左官・防水・塗装・シーリングまで一貫してワンストップ対応する業界初の施工体制により、元請・下請の多重構造を排除し、一元的な責任体制・価格透明性・きめ細かなアフターサービスを実現している。 また建築工事業(一般工法による新築・改修)やFC加盟店へのコーティング材販売・不動産仲介等も手掛け、「列島リフォーム」のコンセプトのもと全国への支店展開を推進している。2025年10月にはロボットAI企業ドーナッツロボティクス株式会社と資本業務提携を締結し、建設・土木現場のAIロボット化を目指した新たな事業シナジーの構築を開始した。
主要KPI
最重要KPIは売上高成長率・営業利益率・経常利益成長率であり、2025年5月期は売上高47.13億円(前期比+8.18%)・経常利益6.72億円(同+27.45%)・営業利益率13.28%・経常利益率14.27%を達成した。2026年5月期の通期会社予想は売上高52億円(+10.33%)・営業利益7億円(+11.81%)・経常利益7.39億円(+9.91%)であり、第2四半期(2025年6〜11月累計)は売上高34.54億円(前年同期比+5.1%)・経常利益3.73億円(同+23.1%増)と順調に進捗している。 財務面ではROE予13.85%・ROA予10.51%と高水準を維持しており、株主資本比率75.8%・有利子負債ゼロの強固な財務基盤を持つ。配当については2026年5月期の1株当たり年間配当予想が15円(前期13円から増配)で配当性向は約20%、自己株式取得も継続的に実施しており総還元性向は前期56.6%に達する。 支店展開ペース(拠点数増加率)も成長KPIの一つであり、2022年以降は高松・徳島・岐阜・大分・金沢と毎年新支店を開設し全国ネットワークを拡充している。また受注構成における直営比率とFC加盟店比率の変化も重要な管理指標であり、高付加価値の直営工事を軸にしながらFC展開で地理的カバレッジを広げる戦略をとっている。
成長ドライバー
第一の成長ドライバーは国内の老朽化インフラ・建物ストックの増大であり、建設後30年超の住宅・商業ビル・橋梁等が増加し続けるなか、維持・補修・改修需要は構造的に拡大している。エムビーエスが独自工法「ホームメイキャップ工法」で対応する外壁補修・はく落防止・スケルトン防災コーティングはまさにこの需要に直結している。第二は全国支店展開の加速であり、本社のある山口県を拠点に2015年の東証マザーズ上場以降、全国各地に支店を順次開設してきた。 2024年に岐阜・大分、2025年に金沢を開設しており、未出店エリアへの展開余地は依然大きい。第三はスケルトン防災コーティング施工による公共インフラ市場への進出であり、橋脚・橋桁・トンネル等の土木構造物向けコンクリートはく落防止工法として採用が拡大しており、2026年2月には国内唯一の大型外航船対応ドライドックのコンクリート壁補修工事にも採用された。第四はドーナッツロボティクスとの資本業務提携(2025年10月)による建設・土木現場のAI・ロボット化であり、施工効率化・人手不足対応・新工法開発といった中長期的な競争優位の構築につながる。 第五はFC加盟店ネットワークの拡充であり、エムビーエスブランドの施工認定店を通じた地域密着型の受注・施工網を全国的に広げることで、直営部隊だけでは対応できない需要を取り込む効果がある。
リスク
最大のリスクの一つは建設技能労働者の慢性的不足であり、業界全体で技能労働者の高齢化・若年層の入職率低迷が進んでおり、人材獲得競争の激化と労務費上昇が施工能力の拡大を制約する可能性がある。特にホームメイキャップ工法は独自の研修プログラムを経た技術者が必要なため、代替性が低く人材不足の影響が直接的に及ぶ。第二のリスクは特定仕入先への依存であり、主力塗料のシーカ・ジャパン㈱(英国製特殊機能性塗料)への仕入依存度が2025年5月期において約63%に達しており、同社との関係が毀損した場合や仕入条件が悪化した場合には事業継続に深刻な影響を与えうる。 第三のリスクは創業者である山本貴士代表取締役への経営依存であり、同氏が筆頭株主(27%保有)兼最高経営責任者として経営全般を担っており、同氏の離脱は事業展開に多大な影響をもたらす可能性がある。第四のリスクは原材料・資材・労務費の高騰であり、工事請負契約締結後のコスト増分を請負代金に転嫁できない場合には工事総利益が圧迫される。第五のリスクは法規制リスクであり、建設業法・建築基準法等の法令改廃や許認可(国土交通大臣許可)の維持要件変更が事業継続に影響しうる。 また自然災害による受注・施工の停滞リスク、品質保証(10年保証)に伴う将来的な補修・損害賠償コストのリスクも存在する。
競合
エムビーエスが展開する外壁補修・改修工事市場には、大手ハウスメーカーのリフォーム部門・地域密着型の中小塗装・リフォーム業者・準大手のゼネコン系改修専門会社など多数の競合が存在するが、ホームメイキャップ工法のような独自塗料×一貫施工×10年品質保証という組み合わせは業界で唯一のポジションを形成している。特に「訪問販売ゼロ」「ワンストップ一貫施工」「元請・下請の多重構造排除」という三点を差別化軸とすることで、悪質業者が多いとされる外壁リフォーム市場において信頼性と価格透明性を武器に顧客獲得している。公共インフラ(橋梁・トンネル等)のコンクリートはく落防止工事においては、スケルトン防災コーティング施工で既存の重防食塗装や覆工コンクリート補修工法と競合するが、施工後の素地目視確認が可能という独自機能で差別化する。 競合と比較すると、エムビーエスは非連結・非常に小規模な単一事業体であるため、大手ハウスメーカー系リフォーム子会社に対してはブランド・資金力で劣位だが、独自工法・施工品質・価格体系の透明性において優位を保っている。全国展開の加速とFC網の拡充が、地域密着型小規模業者との競合を乗り越えるための主要手段となっている。
バリュエーション
2026年4月2日時点の時価総額は約107億円(株価1,385円×約771万株)、PER(予)19.2倍、PBR2.66倍、配当利回り予1.08%(15円配当)である。過去レンジではPERが5.39〜49.37倍(2010〜2025年)、PBRが0.67〜7.11倍と振れ幅が大きく、成長フェーズにより大きく評価が変わることを示している。 2025年5月期実績でみると売上47.13億円・経常利益6.72億円・当期純利益4.72億円・EPS64.96円であり、2026年5月期予想EPS72.13円に対してPER19.2倍という水準は建設・リフォーム業界の平均と比べて若干プレミアムが付いているが、売上高10%以上・経常利益10%近い成長が続いている点を考慮すれば妥当な評価圏内と言える。ROE13.85%(予)・ROA10.51%(予)は建設業のなかでも高水準であり、有利子負債ゼロ・株主資本比率75.8%という財務健全性が企業価値の底固めに寄与している。 自己株式買付(2025年7月決議:上限10万株・1.5億円)や配当増額(前期13円→今期15円)に示される積極的な株主還元姿勢も評価できる。ドーナッツロボティクスとの資本業務提携やDXロボット化への投資は現時点では業績への貢献が限定的だが、中長期的な成長オプションとして市場からのポジティブ評価が期待される。
企業情報
Mbs Inc provides renovation services in Japan. The company offers exterior and interior renovation services for houses and buildings. It also provides home makeup, a system that restores the aesthetic appearance, as well as protects buildings by providing resistance to various kinds of environments; skeleton disaster prevention coating construction; the construction department, a system for new construction, extensions and renovations of interiors, plumbing, and exteriors; and Mobapro Check, a camera-equipped mobile phone that photographs construction status of a building for each process with a camera mobile phone and sending an email to a server on the Internet. In addition, the company undertakes construction works; develops and sells functional paintings; and offers consulting services. Mbs Inc was founded in 1993 and is headquartered in Ube, Japan.
| ウェブサイト | https://www.homemakeup.co.jp |
| 従業員数 | 94人 |
| 住所 | 1173-162 Nishikinami, Ube, 755-0151, Japan |
| 電話番号 | 81 8 3654 1414 |
| 取引所 | JPX |
| 国 | Japan |