W. P. Carey Inc.
Performance
株価チャート
業績・財務
業績・財務
| 売上高 | $1.72B |
| 営業利益 | $872.05M |
| 税引前利益 | $504.82M |
| 純利益 | $466.36M |
| 営業利益率 | 50.8% |
| ROE | 5.7% |
| ROA | 2.6% |
| 自己資本比率 | 45.1% |
| 総資産 | $17.99B |
| 純資産 | $8.12B |
業績推移
売上・利益の推移
ROE・ROA の推移
四半期業績
詳細指標
詳細指標
| ROIC | — |
| ROE | — |
| ROA | — |
| FCFマージン | — |
| 粗利益率 | — |
| 営業利益率 | — |
| 営業CFマージン | — |
| 配当性向 | — |
| 配当成長率(3年) | — |
| Net Debt/EBITDA | — |
| 実効税率 | — |
| 自社株買い傾向 | — |
バランスシート
バランスシート
| ネットキャッシュ | -$9.50B |
| NC比率 | -64.7% |
| 流動資産 | $173.98M |
| 有価証券 | $279.50M |
| 現金 | $163.54M |
| 負債総額 | $9.95B |
| 時価総額(BS時点) | $14.70B |
企業レポート分析
ビジネスモデル
W. P. Careyは、米国と欧州で単一テナント向けの産業用・倉庫・小売物件を中心に、長期ネットリース契約で投資を行うREITです。2026年6月末時点で1,748件のネットリース物件を保有し、総賃貸面積は約1億8,800万平方フィートに達します。契約には賃料上昇条項が組み込まれており、インフレに連動した収益増加が期待できます。ニューヨーク、ロンドン、アムステルダム、ダラスにオフィスを構え、グローバルに事業を展開しています。 同社は1973年にメリーランド州で設立され、以来ネットリースREITとしての専門性を蓄積してきました。従業員数は199名と少人数でありながら、大規模なポートフォリオを効率的に運営している点が特徴です。物件の多くは事業上重要な商業不動産であり、テナントの入れ替わりリスクを分散しています。
主要KPI
最新会計年度(FY2025)の売上高は17.2億ドル(1,716,485,000ドル)で、前年比8.4%増加しました。営業利益率は50.8%と高水準を維持し、前年の49.2%から改善しています。一方、ROEは5.7%と前年の5.5%から小幅に上昇しましたが、FY2023の8.1%からは低下しています。純利益は前年比1.2%増加しました。 現金及び現金同等物は1.6億ドル(163,538,000ドル)を保有しており、流動性は十分です。従業員数は199名で、少人数体制ながら大規模なポートフォリオを管理しています。これらの指標から、収益性は安定しているものの、資本効率はやや低下傾向にあるとみられます。
成長ドライバー
成長の主な原動力は、欧州を中心とした地理的拡大です。同社は米国と欧州の両方に投資しており、特に欧州でのネットリース需要の高まりが成長を後押ししています。また、長期ネットリース契約に組み込まれた賃料上昇条項により、インフレ環境下でも収益が増加する仕組みがあります。 さらに、ポートフォリオの多様性も成長要因です。産業用、倉庫、小売など複数のセクターに分散投資することで、特定業界の景気変動の影響を緩和しています。FY2025の売上高は前年比8.4%増と堅調で、これは新規投資や既存物件の賃料上昇が寄与したとみられます。
リスク
主なリスクは、金利上昇による資金調達コストの増加です。REITは多額の借入を行うため、金利環境の悪化は収益を圧迫する可能性があります。また、テナントの信用リスクも重要です。単一テナント向け物件が多いため、主要テナントの倒産や撤退が発生すると、空室リスクが生じます。 さらに、欧州経済の減速や地政学的リスクも懸念されます。同社は欧州に多くの物件を保有しているため、現地の景気後退や規制変更が業績に影響を与える可能性があります。加えて、ROEがFY2023の8.1%からFY2025の5.7%へ低下しており、資本効率の悪化が続くようであれば、投資家の信頼を損なう恐れがあります。
競合
競争環境としては、他のネットリースREITや不動産投資会社との競合があります。同社は多様なポートフォリオとグローバルな展開で差別化を図っていますが、競合他社も同様の戦略を取る可能性があります。特に、米国と欧州での優良物件の獲得競争は激しく、投資利回りの低下を招く恐れがあります。 また、テナントとの交渉力も競争要因です。長期契約を結ぶ際に、賃料水準や条件で競合他社と比較されるため、市場でのプレゼンスが重要です。同社は大規模なポートフォリオを活用し、スケールメリットを活かした競争優位性を維持しています。
バリュエーション
最新の市場データによると、株価は69.945ドル(2026年9月1日時点)で、時価総額は約161億ドル(16,063百万ドル)です。PERは24.06倍、PBRは1.85倍、配当利回りは5.34%となっています。これらの指標は、市場が同社の安定した収益力と配当魅力を評価していることを示しています。 PERが24倍とやや高めである一方、配当利回りが5%を超えており、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。PBRは1.85倍で、純資産価値に対してややプレミアムがついています。全体的に、同社のバリュエーションは安定成長と高配当を織り込んだ水準にあるとみられます。