事業モデル

同社は、独自のバイオテクノロジー技術を用いて「コア」や「夏瑞/なつみずき」といった四季成性いちごの種苗を開発・生産し、農家へ販売する事業を展開しています。この品種は一年中栽培が可能であり、特に国産いちごの供給が限られる夏秋期において高い付加価値を有しています。

さらに、自社品種を栽培する農家から収穫された果実を買い取り、洋菓子メーカー等へ安定的に供給する体制を構築しています。この一貫したビジネスモデルにより、生産者と消費者の橋渡しを行いながら、独自の技術と情報を提供することで農業の活性化に寄与しています。

KPI

当連結会計年度における売上高は2,412,711千円となり、前年比で4.2%の減少となりました。一方で、営業利益は38,066千円と前年比16.4%の増加を記録しており、効率的な運営が示唆されます。

セグメント別では、いちご果実・青果事業において売上高は2,153,986千円(3.6%減)、営業利益は158,137千円(7.2%増)となりました。また、馬鈴薯事業の営業利益は4,212千円と前年比803.9%の大幅な増加を記録しています。

成長ドライバー

成長の源泉は、独自のバイオテクノロジー技術に基づく種苗の研究開発と、それによる市場優位性の確保にあります。特に夏秋期において輸入果実に代わる国産いちごの提供ができる点は、洋菓子メーカー等からの強い需要を支える要因となっています。

今後も、より優れた形質を持つ品種の選抜や、栽培の省力化・耐暑性などの環境適応性を高めた新種の開発を継続しています。これらの研究開発を通じて、競合他社に対する優位性を強固なものにする方針です。

リスク

主なリスクとして、猛暑や台風といった天候不順による果実の収穫量および品質への影響が挙げられます。また、生産農家との契約において厳格な選果基準があるため、天候により規格外品が増加した場合には在庫の滞留や廃棄が発生する可能性があります。

さらに、特定の経営者への依存や、病虫害による広域的な被害も事業に影響を与える要因となります。また、運送事業においては燃料費の高騰や環境規制などの外部要因がコストや運営に影響を及ぼす可能性があると認識されています。

競合

同社は、一般的な一季成性いちごとは異なる「四季成性」の自社品種を保有することで、競合する輸入果実や他社品種との差別化を図っています。特に夏秋期の国産いちごが不足する市場において、独自の供給体制を構築しています。

また、種苗事業においては、高度なバイオテクノロジー技術を用いた選抜プロセスを経て開発された高品質な種苗を提供しています。この技術的優位性が、生産農家との強固な関係と安定した果実の仕入れを支える基盤となっています。

バリュエーション

2026年7月31日時点の株価は950円であり、同日の時価総額は約7.2億円です。この時点でのPBRは1.00倍となっており、市場評価が算出されています。

また、同日のデータに基づく配当利回りは5.26%と算出されています。これらの数値は、提供された最新の市場データに基づいたものです。