事業モデル

同社は観光HR事業と地方創生事業の2つの柱で構成される事業を展開しています。観光HR事業ではリゾートバイトに特化した人材派遣および有料職業紹介を行い、全国の観光施設へ若手人材やシニア層、外国人人材をマッチングしています。

一方、地方創生事業では非観光地を中心としたグランピング施設やホテルの企画・運営を行っています。独自のSaaS「ハッサク」の開発を通じて、現場の管理負担軽減と業務効率化を支援する仕組みも構築しています。

KPI

当事業年度における売上高は13,781,848千円となり、前年比11.5%増と堅調に推移しました。営業利益は755,966千円(同39.4%増)、純利益も454,620千円(同41.6%増)と大幅な成長を記録しています。

観光HR事業では、就業者数が14,555名に達し過去最高を更新しました。また、このセグメントにおける売上高は12,973,477千円となり、当期純利益の向上に大きく寄与しています。

成長ドライバー

観光HR事業においては、インバウンド需要の回復と深刻な人手不足を背景とした高い人材需要が追い風となっています。公式LINEの友だち数が18万人(前年比44.7%増)に達するなど、積極的な広告宣伝投資による集客基盤の強化が進んでいます。

地方創生事業では、先行投資フェーズから収益化フェーズへの転換期を迎えており、売上高は前年比61.2%増と急成長を見せています。また、独自開発のSaaS「ハッサク」による業務効率化支援が、顧客とのリレーション強化に寄与しています。

リスク

事業環境としては、景気動向や雇用情勢の変化、および新型コロナウイルス等の感染症の流行による観光需要の変動がリスク要因となります。特に新たな感染症による行動制限は、観光施設への人流を阻害する可能性があります。

また、労働者派遣法などの法的規制に対する対応も重要な課題です。法令改正に伴う契約形態の変化や、許可の取り消し等が発生した場合には、事業活動に影響を及ぼす可能性があるため、適切な内部管理体制の構築が求められています。

競合

観光HR事業および地方創生事業の分野において、競合他社が存在する競争環境にあると認識しています。同社は独自の強みとして、リゾートバイト特化型のブランド構築や、若手・シニア・外国人といった多様な層へのアプローチを推進しています。

また、独自開発のSaaS「ハッサク」による差別化を図り、競合他社との比較において優位性を確保する戦略をとっています。今後もマーケティング活動やカスタマーサポートの充実を通じて、市場における競争力の向上を目指します。

バリュエーション

2026年7月31日時点の株価は655円となっており、同日の時価総額は約55.0億円です。この時点でのPERは11.81倍、PBRは2.04倍と算出されています。

投資判断の指標として、市場データに基づいたこれらの数値が用いられます。事業成長への期待感と、観光・地方創生という社会課題解決に寄与するビジネスモデルが評価のポイントとなります。