事業モデル

同社は独立系情報サービス企業として、システムソリューションの提供とBI(Business Intelligence)を活用した高度なデータ利活用支援を展開しています。SI分野では金融、公共、製造など幅広い業種に対し、設計から運用・保守まで一貫した高品質なサービスを提供しています。

DX分野においては、クラウドや生成AIなどの先端技術を駆使し、顧客の業務効率化や生産性向上に寄与するソリューションを提供しています。グループ各社が連携することで、独自のノウハウをアセット化し、単なる労働集約型から知識集約型のビジネスモデルへの転換を進めています。

KPI

当連結会計年度において、売上高は16,194百万円(前年同期比8.5%増)、営業利益は1,836百万円(同20.7%増)と、4期連続で過去最高を更新しました。特にDX分野の売上高が前年同期比25.6%増と大きく伸長しており、成長への寄与が見られます。

収益性指標である売上高経常利益率は11.7%となり、前年同期から1.2ポイント改善しています。また、自己資本比率も前連結会計年度の53.7%から55.6%へと向上しており、財務基盤の安定性が確認できます。

成長ドライバー

新中期経営計画「Growing Value 2026」のもと、DX推進や生成AIなどの先端技術を活用した社会課題解決に向けたIT投資の追い風を捉えています。特に公共分野におけるデジタル化関連の受注が好調に推移しており、SI分野の成長を牽引しています。

今後の成長戦略として、独自のノウハウをアセット化する「アセットベースビジネスの拡大」や、エンドユーザー比率を高めるための顧客基盤強化を推進しています。また、人的資本への投資を通じてIT人材の確保と育成を進め、組織力の強化を図ることで持続的な企業価値向上を目指します。

リスク

IT投資環境においては、経済情勢や景気動向の悪化により、顧客のIT投資が減少するリスクを抱えています。また、主要な取引先である大手メーカー系やインテグレーター系の発注方針変更も、業績に影響を与える可能性があると認識されています。

システム開発における品質・工期の問題による不採算プロジェクトの発生や、深刻な人手不足による技術者確保の困難さも重要なリスク要因です。さらに、情報サービス企業として不可欠な情報セキュリティやコンプライアンスへの対応、および急速な技術革新への適応速度が事業継続における重要課題となります。

競合

同社は独立系として、システム設計からマルチベンダー環境での開発、運用・保守まで全工程を単独で提供できる強みを有しています。この体制により、単純なコストダウンを目的とした価格競争の影響を最小限に抑え、付加価値の高いサービスを提供することを目指しています。

競合他社との差別化要因として、長年培ってきた技術やノウハウの活用、および高度な専門性を備えたコンサルティング能力が挙げられます。特にDX分野におけるデータ利活用の支援や独自開発システムの提供を通じて、顧客の課題解決に深く入り込むことで優位性を構築しています。

バリュエーション

2026年07月31日時点の株価は1,000円となっており、同日の時価総額は約140.0億円です。この時点でのPERは9.27倍、PBRは2.10倍と算出されています。

また、同日のデータに基づく配当利回りは3.90%となっています。これらの指標は、同社が安定した収益基盤を持ちつつ、成長に向けた投資を継続している現状を反映しています。