事業モデル
同社はITを活用したシステムソリューション・サービスを主軸とし、受注型の「Sier向け」「プライム向け」と、自社ノウハウを活用する「サービス提供」の3つのスタイルで展開しています。
特に近年はDX推進に伴う高度な案件が増加しており、デジタルビジネスやSIビジネスといった高付加価値領域への注力が鮮明となっています。また、研究開発活動を通じてAIやブロックチェーン等の先端技術を自社プロダクトへ統合し、提供価値の向上を図っています。
KPI
第2次中期経営計画において、ROE14%以上、連結営業利益率10.5%、従業員一人当たりの連結売上高25百万円という野心的な目標を掲げています。
当連結会計年度の業績では、ROEは14.0%を達成した一方で、連結営業利益率は8.4%に留まり目標未達となりました。また、従業員一人当たりの連結売上高は23.4百万円となり、次期に向けた生産体制の強化や効率化が課題となっています。
成長ドライバー
DX需要の継続に加え、AI技術の活用やレガシーシステムのクラウド移行(Lift)、利便性向上のためのシステム構築(Shift)への投資が活発化しています。
特にデジタルビジネスにおいては、コンサルティングや先端技術支援の受注拡大により前年同期比62.7%増の売上を計上しました。今後もAIサービスの本格活用やサイバーセキュリティ対策の需要を取り込むことで、持続的な成長を目指す方針です。
リスク
深刻なIT人材の不足による採用コストの上昇や、人件費の高騰が収益環境に与える影響がリスクとして挙げられています。
また、特定の主要取引先への高い売上依存度や、受託案件における仕様変更に伴う不採算化のリスクも存在します。これらに対し、契約形態の準委任への移行や、プロジェクト管理体制の強化を通じてリスクコントロールを徹底する方針です。
競合
同社は情報サービス産業において、DX推進やAI活用といった高度な技術革新が求められる環境に置かれています。
競合他社との差別化に向け、独自のノウハウを含むIPを活用した企画型ビジネスの強化を進めています。特に、単なる受託にとどまらないコンサルティング要素の付加や、先端技術を組み込んだ独自プロダクトの開発を通じて競争優位性の確保を図っています。
バリュエーション
2026年7月31日時点の株価は1,081円であり、同日の時価総額は約164.1億円となっています。
この時点でのPERは10.46倍、PBRは1.44倍となっており、配当利回りは4.44%と算出されています。これらの指標に基づき、市場からは一定の評価を得つつ成長への期待が反映されている状況です。