事業モデル

同社は「物流現場の知見」と「データ収集・分析力」を強みとし、物流業界向けのコンサルティング、CRMイノベーション3970、通信ネットワークソリューションの3事業を展開しています。

コンサルティング事業では、安全活動のアウトソーシングサービス「TRYESサポート」や、定額クラウド型サービス「TRYESレポート」を提供し、管理者の負担軽減と教育の高度化を支援します。また、CRMイノベーション事業では走行データの分析に基づいた個別メッセージングによるコミュニケーション支援を行い、通信ネットワークソリューション事業では企業向けICT機器の販売・工事・保守を一貫して提供しています。

KPI

同社は経営目標の達成度を測る指標として、売上高および営業利益率の向上を掲げています。特にストックビジネスの利用社数を拡大させることで、安定的な収益基盤の構築を目指しています。

具体的な重要指標には、「TRYESサポート」の年間実施件数や、「TRUESレポート」の契約社数および登録者数が含まれます。これらの数値を追うことで、顧客満足度の向上と解約率の低減を図り、高い営業利益率の確保を目指す方針です。

成長ドライバー

物流業界における「2024年問題」や「新物流2法」の施行により、安全対策へのニーズが急速に高まっていることが追い風となっています。特に管理者の業務負担軽減や、法定項目に基づく教育の徹底は、同社の提供するアウトソーシングサービスの需要を押し上げる要因です。

成長戦略として、東海エリアで強みを持つ「TRYESサポート」の関東圏における営業体制強化を進めています。また、「TRYESレポート」においては、独自の現場知見を活かした特化型教育資料やツールの開発を通じて、他社との差別化と提供価値の向上を図る方針です。

リスク

物流業界は巨大な市場規模を持つ一方で、多くの事業者が小規模であるため、景気動向や法規制の変化による影響を直接受けやすい構造にあります。特に「2024年問題」への対応状況が、既存顧客の継続や新規獲得に影響を与える可能性があります。

また、競合他社との価格競争や、生成AIなどの急速な技術革新に対する対応も課題として認識されています。さらに、通信ネットワークソリューション事業においては、許認可の維持やサイバー攻撃、情報漏洩といったITインフラ特有のリスクへの継続的な対策が求められます。

競合

同社の事業領域には複数の競合企業が存在しており、一定の競争環境下にあると認識されています。しかし、同社は他社にない独自の機能や品質、スピーディーなクラウド対応、導入しやすい価格設定によって差別化を図っています。

特にコンサルティング事業においては、物流現場特有の課題に対する深い知見を武器としています。競合が極端に安価な価格設定や突出した新技術を投入した場合には、競争が激化するリスクがあるものの、独自のノウハウによる優位性を維持する方針です。

バリュエーション

2026年7月31日時点の市場データにおいて、同社の株価は1,089円となっており、時価総額は約27.8億円です。この時点でのPERは24.63倍、PBRは2.75倍と算出されています。

また、同日のデータに基づく配当利回りは0.64%となっています。これらの指標は、成長期待を織り込んだ現在の市場評価を反映しています。