事業モデル
ブランド・ファッション事業では、宝石、貴金属、時計、バッグなどの中古品を中心に、店舗、EC、オークションを通じた多角的な販売を展開しています。仕入については、買取センターや出張買取といった個人向けチャネルのほか、法人からの仕入も積極的に活用し、在庫の多様性を確保しています。
タイヤ・ホイール事業では、専門性の高いショップを展開し、高品質な製品とアフターサービスを提供することで独自の立ち位置を築いています。また、不動産賃貸事業を通じてグループ内の店舗管理や賃貸を行うなど、多角的な事業ポートフォリオを構築しています。
KPI
当連結会計年度の売上高は158,940百万円に達し、前年同期比で33.1%の増収を記録しました。特にブランド・ファッション事業において、国内子会社の売上が大きく伸長したことが全体の成長を牽引しています。
一方で、一部商品の相場変動の影響により、当連結会計年度の営業利益は6,176百万円(前年同期比17.1%減)となりました。タイヤ・ホイール事業および不動産賃貸事業においては、いずれも前年同期と比較して増収かつ増益を達成しています。
成長ドライバー
中期経営計画において、M&Aによる事業拡大を成長戦略の柱の一つに据えており、2024年度以降にも複数の企業や拠点の買収・統合を実施しています。これにより、ブランドリユース市場におけるシェア拡大と競争力の強化を図る方針です。
また、OMO(オンラインとオフラインの融合)による顧客体験価値の向上や、CRMを通じたLTVの最大化を推進しています。さらに、アジアや北米を中心としたグローバル展開への投資を積極的に行い、海外市場でのさらなる成長を目指しています。
リスク
中古品の仕入において、景気動向や競合の増加、顧客マインドの変化により、安定的な在庫確保が困難になるリスクがあります。特に鑑定士の確保は重要な経営課題であり、優秀な人材の流出は買取ノウハウの喪失に直結します。
また、コピー商品の流通による信頼性の低下や、盗品の買取に関する法的リスクへの対応も継続的な課題です。さらに、店舗の地域集中による地政学的リスクや、賃貸借契約における賃料上昇などの不動産関連のリスクも認識されています。
競合
リユース市場は持続可能な社会への意識の高まりを背景に拡大傾向にあるものの、参入企業の増加により買取・販売競争は激化しています。同社は、鑑定士の育成やAIによる真贋判定の導入を通じて、品質に対する信頼性を確保することで差別化を図っています。
競合他社に対し、独自のブランド力と多角的な仕入チャネル(個人・法人・オークション)を組み合わせることで優位性を構築しています。特に海外展開においては、各地域に根ざしたビジネスを展開し、グローバルな競争環境における地位の確立を目指しています。
バリュエーション
2026年8月4日時点の市場データにおいて、株価は4,950円となっており、時価総額は約555.0億円です。この時点でのPERは10.10倍、PBRは1.49倍と算出されています。
同日のデータに基づく配当利回りは2.14%となっています。これらの指標は、ブランドリユース市場における同社の立ち位置を評価する際の基礎的な判断材料となります。
