事業モデル

同社は半導体製造装置および部品の販売と修理サービスを主軸としたトータルソリューション事業を展開しています。独自の越境ECサイト「LAYLA-EC」を通じて、世界中のサプライヤーから調達した36.9万点超のアイテムを可視化し、安定的な供給体制を構築しています。

また、高度な技術力を要する装置の解体や搬出、設置、プロセスチューニングといったエンジニアリング領域も手掛けています。デジタルプラットフォームによる効率的な調達と、専門スタッフによる現場対応力の融合により、顧客の多様なニーズに対応する体制を整えています。

KPI

同社の事業は、継続的な再発注が見込める「部品販売・修理サービス」と、売上の確実性が高い「装置販売サービス」の2軸で構成されています。当連結会計年度において、部品販売・修理サービスによる売上高は1,213,525千円を記録しました。

一方で、より高度な技術力を要する装置販売サービスによる売上高は7,403,912千円に達しています。これらの事業構造により、安定的な収益基盤と将来の成長に向けた確実性の高い案件の両立を図っています。

成長ドライバー

半導体市場全体が拡大する中、特に老朽化した装置の延命ニーズやレガシー半導体分野での需要の底堅さが追い風となっています。同社は2025年7月に韓国で子会社を設立し、グローバルな展開を加速させています。

また、国内では九州を中心とした半導体関連企業の集積による経済活性化や、先端半導体への支援策といった良好な環境にあります。高度な技術を持つ専門スタッフの確保と育成を通じた人的資本経営の推進が、今後の成長に向けた重要な鍵となります。

リスク

主要顧客への依存度が非常に高く、当連結会計年度における売上高のうち上位1社が占める割合は62.4%に達しています。このため、特定の大手半導体メーカーの投資動向や経営判断が業績に直接的な影響を及ぼす可能性があります。

また、海外からの部品輸入を主としているため、円安による仕入コストの上昇や地政学的リスクに伴う貿易摩擦の影響も懸念されます。さらに、為替変動の急激な変化を販売価格へ十分に転嫁できない場合、利益率が悪化するリスクも内包しています。

競合

同社は、単なる商社としての役割に留まらず、高度な技術力を要するエンジニアリング機能を付加価値として提供することで差別化を図っています。特に専門的な知識が必要な装置の解体から設置までの一貫したサポート体制が強みです。

競合他社と比較しても、独自のECプラットフォームによる情報の可視化と、20年以上の経験を持つ技術営業人員による提案力が優位性となります。これにより、大手メーカーとの競合環境においても受注を拡大する体制を構築しています。

バリュエーション

2026年8月4日時点の市場データにおいて、同社の株価は1,008円となっています。この時の時価総額は約35.9億円と算出されています。

また、同日のデータに基づくPERは256.68倍、PBRは2.57倍を記録しています。これらの指標は、成長期待の高さや現在の市場評価を反映した数値となっています。