事業モデル

同社はITサービス事業とアスクルエージェント事業を主軸として展開しています。ITサービスでは、ハードウェアの販売から設置・保守、セキュリティ対策までを含む「ビジネスコアネクスト」というブランドで包括的な支援を提供しています。

アスクルエージェント事業では、アスクル株式会社の代理店として事務用品やオフィス家具等の販売を行っています。これら二つの柱に加え、就労移行支援事業を通じて社会貢献と新たな価値提供を追求する多角的な構造を有しています。

KPI

当連結会計年度において、売上高は13,775,768千円(前連結会計年度比11.0%増)を記録しました。ITサービス事業では、ハードウェアの出荷台数増加により売上高が12,505,302千円と堅調に推移しています。

一方でアスクルエージェント事業は、システム障害の影響を受け、当連結会計年度の売上高は1,198,358千円(前連結会計年度比13.2%減)となりました。その他の事業を含む全体として、経常利益は326,627千円と前年比36.3%増の推移を見せています。

成長ドライバー

IT投資分野において、製造業や金融業を中心に省人化・省力化に向けた投資意欲が高まっていることが追い風となっています。特にWindows 11への移行に伴うハードウェア更新需要が継続しており、同社の強みであるソリューション営業が寄与しています。

また、ストックビジネスの強化やセキュリティサービスの開発、子会社との相乗効果の最大化にも注力しています。これらの取り組みを通じて、単なる機器販売に留まらない付加価値の高いサービス提供による収益力の向上を目指しています。

リスク

ITサービス事業においては、市場の飽和に伴う価格競争の激化や、製品のライフサイクル短縮による在庫の陳腐化がリスクとして挙げられています。また、特定の仕入先への高い依存度も、供給状況の変化によって業績に影響を及ぼす要因となります。

アスクルエージェント事業においては、外部からのサイバー攻撃によるシステム障害や、取引先の経営方針の変更がリスクとなります。さらに、高度な専門性を要するIT分野において、優秀な人材の確保と育成が持続的な成長に向けた重要な課題となっています。

競合

同社は、単なる機器販売ではなく「ITコンシェルジュ」による提案や、設置・保守を含むサポート体制を強みとしています。これにより、価格競争のみに陥りやすい市場において、顧客の課題解決に寄り添う独自の立ち位置を確保しています。

アスクルエージェント事業においては、大手プラットフォームとの連携を通じて安定した集客基盤を得ています。競合他社と比較して、ITと事務用品の両面で強固なネットワークを持つことが、顧客との長期的な関係構築に寄与する構造となっています。

バリュエーション

2026-08-04時点の市場データにおいて、同社の株価は240円となっております。この時の時価総額は約23.3億円(2,327,286,784円)と算出されています。

投資指標としては、PERが9.71倍、PBRが0.75倍を記録しています。また、配当利回りは2.90%となっており、安定した事業基盤を背景とした評価が行われています。