事業モデル
同社は「丸亀製麺」をはじめとする多種多様な飲食ブランドを展開するグローバルフードカンパニーです。直営およびフランチャイズの形態を組み合わせ、国内ではうどん、カフェ、ラーメン、焼肉など幅広い業態を展開しています。
海外事業においては、アジアや欧米で展開する複数のブランドを通じて、独自の「感動体験」を世界中に提供する戦略をとっています。各拠点のパートナーと連携し、地域に根ざした運営とグローバルなブランド価値の向上を両立させています。
KPI
2026年3月期の売上収益は2,787億15百万円となり、過去最高を更新しました。このうち丸亀製麺セグメントおよび国内その他セグメントも共に過去最高の数値を記録しています。
事業利益についても214億60百万円と前年比17.9%増で過去最高を更新しており、特に海外事業における選択と集中による再編が寄与しました。店舗数については、丸亀製麺が887店舗、国内その他が287店舗、海外事業が364店舗の計1,538店舗を展開しています。
成長ドライバー
中長期経営計画において、2028年3月期に向けた売上収益3,050億円、事業利益率7.9%の目標を掲げています。成長の柱として、M&Aによる新たな業態獲得や、勝ち筋の定まった業態への重点投資を通じた規模拡大を推進しています。
また、人材育成と定着化に向けた「心的資本経営」の推進や、店舗DX・設備導入によるオペレーション効率化も重要な成長因子です。これらの取り組みにより、従業員の満足度向上と顧客への感動体験の質的向上を循環させる仕組みを構築しています。
リスク
外食業界における競争の激化や、消費者の嗜好の変化が事業環境に与える影響がリスクとして挙げられています。特に原材料価格の高騰や、異常気象・世界情勢による調達コストの上昇は、収益性を圧迫する要因となります。
また、店舗展開における立地確保の難易度や、ショッピングセンターとの契約条件、物件の保証金に関するリスクも存在します。さらに、売上収益の約49%を占める丸亀製麺のブランド力低下や、海外事業における不採算店舗の動向が経営に影響を与える可能性があります。
競合
同社は「食の感動体験」という独自の価値観を軸に、競合他社との差別化を図っています。単なる食事の提供にとどまらず、ブランドの物語や職人の技術を訴求することで顧客のロイヤリティを高める戦略をとっています。
競争優位性を維持するため、テイクアウト需要への対応やキャッシュレス決済の導入など、変化する飲食スタイルに合わせた施策を推進しています。また、国内で確立したブランドの海外進出や、海外での成功ブランドの国内導入を通じて、多角的な競合優位性の構築を図っています。
バリュエーション
2026年8月5日時点の株価は4,130円となっており、同日の時価総額は約3820.0億円です。この時点でのPERは204.09倍、PBRは4.13倍と算出されています。
また、同日のデータに基づく配当利回りは0.28%となっています。これらの指標は、同社が掲げるグローバル展開やブランド価値の向上に対する市場の期待を反映しているものと考えられます。
