事業モデル
同社は「SAVE the DIGITAL WORLD」をミッションに掲げ、ゲーム向けのデバッグや翻訳・LQAを含むDHグループ事業と、企業向けシステムテストや保守を行うAGESTグループ事業を展開しています。
DHグループではコンソールやモバイルゲームの不具合検知に加え、グローバル展開に向けた多言語対応やマーケティング支援を提供。AGESTグループでは、IT人材不足を背景としたアウトソーシング需要を取り込み、QAソリューションを提供しています。
KPI
当連結会計年度において、売上高は39,748,901千円(前期比2.5%増)、営業利益は2,430,067千円(前期比19.1%増)と増収増益を達成しました。
経常利益は2,278,445千円(前期比10.7%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、関係会社株式売却益の計上等により629,464千円と大幅な伸びを記録しています。
成長ドライバー
DHグループでは、独自のゲーム特化型AI翻訳エンジン「ella」を活用したソリューションや、海外市場でのプレゼンス向上に向けた取り組みを加速させています。
AGESTグループでは、AI機能を標準搭載したテストツール「TFACT」の活用による工数削減や、従量課金モデルの導入など、従来の労働集約型から脱却する新たな収益構造の構築を目指しています。
リスク
深刻なエンジニア不足に伴うアウトソーシング需要は追い風となる一方、競合他社の参入によるノウハウ流出や、生成AI等の技術革新への対応遅れが競争力低下を招くリスクがあります。
また、特定のゲーム業種への高い依存度や、受託案件における仕様変更に伴う不採算化の可能性、さらには高度なスキルを持つテスターの確保と育成に関する課題も経営上の重要事項として認識されています。
競合
同社はデバッグおよびソフトウェアテストの専門企業として、独自の品質メソッド「DHQ」や特化したAI翻訳エンジンを武器に差別化を図っています。
市場環境の変化に伴い、より高度な知見を要するQAソリューションへの移行が進む中、技術力とノウハウの蓄積により競合他社との差異化を追求しています。
バリュエーション
2026年8月7日時点の株価は903円であり、同日の市場データに基づくPERは14.25倍となっています。
同日のデータにおけるPBRは1.75倍、配当利回りは3.31%と算出されています。
