事業モデル

同社は「メディカル事業」と「テクノロジーコンサルティング事業」の2つのセグメントを展開しています。メディカル事業では、医療機関向けにレセプト点検やオーダリングチェックなどのソリューションを提供し、経営課題の解決と医療DXを推進しています。

テクノロジーコンサルティング事業では、日本およびフィリピンを拠点に、医療、金融、製造など多岐な領域へITソリューションを提供しています。特に「3A(Automation, Analytics, AI)」を基盤とした次世代型ソリューションの提供により、高度な技術革新をビジネスチャンスとして捉えています。

KPI

メディカル事業における主力製品「Mighty」シリーズのユーザー数は22,912件に達しており、強固な顧客基盤を有しています。特にレセプト点検ソフトは、医療機関にとって必須のツールとして定着しており、高い需要を維持しています。

また、同社はストック型収益の積み上げと、M&Aによる売上規模の拡大を成長戦略の柱としています。2025年から2030年にかけて、地域密着型の医療ネットワークを持つ企業を対象としたM&Aを累計8〜10社計画しており、直販モデルへの転換を目指しています。

成長ドライバー

メディカル事業では、レセプト点検の次世代型システムや、高度なセキュリティを備えたクラウド型新製品「MightyChecker® Cloud X」の展開により、ストック型収益の拡大を図っています。また、医療データ分析や遠隔サービスなど、新たなサブスク型の収益源の創出を積極的に推進しています。

テクノロジーコンサルティング事業では、IBM社のAIプラットフォームを基盤としたAI駆動開発体制への転換を進めています。フィリピン拠点の優秀なエンジニアの育成とAI活用力の強化により、高付加価値・高生産性モデルへの移行による収益性の向上を目指しています。

リスク

メディカル事業においては、主力製品であるMightyシリーズが連結売上高の約28%を占めており、特定製品への依存がリスク要因となります。また、診療報酬の改定内容によっては、医療機関の経営状況や設備投資に影響を及ぼす可能性があります。

テクノロジーコンサルティング事業では、請負契約における工数見積もりの乖離による採算性の悪化や、海外展開に伴う地政学リスク、為替変動の影響が挙げられます。さらに、フィリピン等の拠点において競合他社とのコスト面や技術力での競争激化も懸念される要因となっています。

競合

メディカル事業においては、レセプト点検ソフトのリーディングカンパニーとして独自の立ち位置を築いています。医療機関の経営課題に対し、高度な分析機能やセキュリティを備えたソリューションを提供することで差別化を図っています。

テクノロジーコンサルティング事業では、フィリピンにおける長年の実績とノウハウを蓄積し、競合他社との差別化を図っています。しかし、他国へのオフショア開発企業の参入などにより、市場の競争環境はより一層激化する可能性があると認識しています。

バリュエーション

2026年8月7日時点の株価は1,062円であり、同日の時価総額は約121.6億円となっています。この時点でのPERは13.64倍、PBRは2.02倍と算出されています。

また、同日時点の配当利回りは2.49%となっており、投資家への還元も行われています。これらの数値は、提供された最新の市場データに基づいた評価となります。