事業モデル

同社は印刷包材の製造・販売および、それと連携したトータル提案を行う包装システム(機械)の販売を主軸としています。特に医薬品や化粧品向けなどの高品質なパッケージ需要に対応しており、強固な顧客基盤を有しています。

また、関連事業として人材派遣事業を展開し、地域企業からの求人に応える体制を整えています。これらの多角的なアプローチにより、安定した事業基盤の構築と収益性の向上を目指す構造となっています。

KPI

当連結会計年度における売上高は446億42百万円となり、前連結会計年度と比較して6億97百万円の増加を記録しました。一方で、原材料価格の高騰や海外需要の減退といった要因により、営業利益は16億23百万円となりました。

セグメント別では、印刷包材事業が売上高の約89.6%を占める主力事業であり、当連結会計年度の売上高は399億95百万円に達しています。包装システム販売事業は、省人化・省力化ニーズを背景に大幅な増収増益を達成し、同セグメントの利益は前年比36.3%増の6億90百万円となりました。

成長ドライバー

成長戦略として「ラベル事業」「包装システム販売事業」「海外事業」の拡大に取り組み、事業領域の拡大と収益基盤の強化を推進しています。特に包装システム販売においては、単一の機械だけでなく前後工程を含むトータルな提案が奏功し、大型案件の受注が増加しています。

また、中期経営計画において「人的資本の強化」や「DX推進」「環境対応の強化」を重要課題として掲げています。これらの取り組みを通じて、持続的な成長に向けた基盤構築と、次世代のパッケージングソリューション企業への変革を目指す方針です。

リスク

原材料となる紙やインキは原油価格や為替レートの変動に影響を受けやすく、これらが販売価格へ転嫁できない場合には経営成績を圧迫する可能性があります。また、主要な仕入先が特定の地域に偏っているため、災害等による供給不足のリスクも抱えています。

さらに、医薬品向け製品において情報の誤りや不具合が生じた場合、薬機法への抵触や回収コストの発生など、重大な責任を問われるリスクがあります。また、新製品開発における投資の不確実性や、知的財産権に関する係争、サイバー攻撃による情報漏洩などのリスクも特定されています。

競合

同社は医薬品および化粧品メーカーを主要な顧客としており、これらの市場において高い信頼を獲得しています。特に高品質な印刷包材の提供において強みを持っており、特定の企業に依存しない分散された取引関係を構築しています。

競合環境においては、サステナブルな製品への需要の高まりや、省人化・省力化に向けた高度な包装技術の要求が加速しています。同社はこれらに対し、独自のイノベーション3970と研究開発を通じた高付加価値ソリューションの提供により、市場での優位性を確保する方針です。

バリュエーション

2026年8月7日時点の株価は888円であり、この時点での時価総額は約182.8億円となっています。同日のデータに基づくPERは11.67倍、PBRは0.51倍と算出されています。

また、同日時点の配当利回りは4.30%となっており、安定した還元姿勢が見て取れます。これらの指標は、同社の事業基盤と現在の市場評価を反映する重要な要素となります。