事業モデル

同社はITサービスを軸に、Webシステムやアプリケーションの開発・保守、ゲームコンテンツの企画・開発など多角的な展開を行っています。

DXソリューション事業では、ECサイトやプロモーションサイトの構築からAI・生成AIの活用まで、顧客のワークスタイル変革に向けた一気通貫の支援を提供しています。また、Techwiseコンサルティング事業では、マニュアル自動作成ソフト「Dojo」などの自社プロダクトを通じた業務効率化を推進しています。

特に、ノコード・ローコード技術の活用やアジャイル型開発手法を取り入れることで、顧客の要望に迅速かつ柔軟に対応する体制を構築しています。これらのサービスは、単なるシステム提供にとどまらず、保守・運用を含めた安定的な収益基盤の構築を目指す構造となっています。

KPI

当連結会計年度における売上高は5,574百万円となり、前連結会計年度と比較して7.7%の増加を記録しました。

一方で、営業利益は428百万円(同21.6%減)、経常利益は441百万円(同19.4%減)となっており、収益性の改善が課題となっています。特にDXソリューション事業では売上高が微減する中、Techwiseコンサルティング事業やゲームコンテンツ事業において成長が見られました。

次期目標として、同社は売上高6,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益266百万円を掲げており、さらなる規模拡大と収益性の向上を目指しています。

成長ドライバー

M&Aを通じた事業基盤の拡大が重要な成長要因となっており、インテリジェントシステムズやAlmondoの子会社化により、高度なAIソリューションの提供が可能となりました。

DXソリューション事業では、ノーコード・ローコード技術の活用や、生成AIによるマニュアル自動作成など、最新技術を積極的に取り入れたサービス展開を加速させています。また、パートナー企業との連携を通じた公共案件への参画も推進しています。

さらに、ゲームコンテンツ事業においても、若年層を含むユーザー層の拡大に寄与するモバイル・コンソール両分野での新作タイトルやeスポーツ関連の動向が追い風となっています。

リスク

ITサービス市場の特性上、経済環境の変化による企業のIT投資意欲の減退や、技術革新への対応遅れによる製品の陳腐化がリスクとして挙げられています。

また、受託開発における見積もり精度の不足による採算悪化や、納期遅延に伴う損害賠償責任、さらにはシステム不具合による社会的信用の失墜といった運営上のリスクも存在します。

人的資源の確保と育成は継続的な事業拡大に不可欠な要素であり、高度な技術を持つ人材の流出や不足が経営成績に影響を及ぼす可能性があるため、体制強化に向けた取り組みが重要視されています。

競合

同社はITサービス業界において、単なる受託開発にとどまらない「仕組みから変える」ためのソリューション提供を強みとしています。

特にDXソリューション事業では、アジャイル型開発やラボ型開発といった柔軟な体制を構築し、顧客のニーズに迅速に対応する競争優位性を追求しています。また、自社プロダクトであるDojoシリーズを通じて、特定の課題に対する解決策をパッケージ化して提供する戦略をとっています。

ゲームコンテンツ事業においても、企画から運営まで一貫したサービスを提供しており、多様な技術者によるノウハウの蓄積が競合に対する優位性の源泉となっています。

バリュエーション

最新の市場データにおいて、同社の株価は490円となっており、時価総額は約32.5億円です。

PERは765.63倍と非常に高い水準にありますが、PBRは1.25倍となっており、資産価値に対して将来の成長期待が強く反映されている構造が見て取れます。

配当利回りは4.45%となっており、投資家に対して一定の還元姿勢を示しつつ、次期目標に向けた事業拡大と収益性の向上を目指すフェーズにあります。