事業モデル

エンターテイメント事業とITソリューション事業の2セグメントを展開しています。エンターテイメント事業では、フリーミアム型マンガアプリ「マンガBANG!」を中心に、広告収益と少額課金による高ARPUの実現を目指すモデルを構築しています。

一方で、単一事業への依存リスクを低減するため、2024年9月期よりITソリューション事業や越境ECなどの新規事業を開始しました。これらにより、コンテンツ提供からシステム開発まで多角的な収益構造の構築を進めています。

KPI

主要な経営指標として「売上高」を重視しており、成長期における事業規模の拡大を追求しています。エンターテイメント事業では、MAU(月間アクティブユーザー数)の維持と、広告・課金の両面におけるARPUの改善を重要な指標としています。

また、ITソリューション事業においては、SES事業の拡大に向けた人材確保や、新規リリースしたメディアの成長性を注視しています。これらの施策を通じて、将来的な利益体質の構築を目指す方針です。

成長ドライバー

エンターテイメント事業では、オリジナル作品の制作強化とWEBTOONへの参入により、コンテンツの差別化と収益の重層化を図っています。特に「マンガBANG!」におけるアプリ外課金の導入による決済手数料の削減が、利益拡大に向けた重要な施策となります。

成長の柱として期待される越境EC事業では、2025年2月に開始した「Fandom Tokyo」が順調な立ち上がりを見せています。また、ITソリューション事業においても、SESやポイ活アプリなどの新規展開を通じて、収益構造の多様化を推進しています。

リスク

マンガアプリ事業は、広告主の動向による広告収益の変動や、AppleおよびGoogleのプラットフォーム方針への高い依存というリスクを抱えています。また、特定の著作権者への依存度が高まることによる契約更新の不確実性も課題として認識されています。

新規事業においては、投資回収の見通しや市場動向による在庫の陳腐化といったリスクが存在します。さらに、越境EC事業では為替レートの変動や各国の法令、文化の違いなど、グローバル展開特有の不確実性が経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

競合

国内の電子書籍市場は拡大傾向にあるものの、参入障壁が低く非常に激しい競争環境にあります。同社はこの競争下において、独自のフリーミアムモデルや独自コンテンツの制作を通じて差別化を図る戦略をとっています。

ITソリューション事業においては、人材確保に向けた競合との競争が存在します。また、越境EC分野では流行の変化が速く、他社との競争激化により在庫管理や販売計画に影響が出る可能性も考慮しながら、多角的な展開を進めています。

バリュエーション

2026年8月7日時点の市場データにおいて、同社の株価は339円となっています。この時点での時価総額は約22.3億円(2,229,703,424円)と算出されています。

また、同日のデータに基づくPBRは2.73倍となっております。投資判断の際には、これらの指標に加え、新規事業への先行投資から収益化へ転換するフェーズにある点を考慮する必要があります。