事業モデル
同社は、自動車電装機器およびライフ・インダストリー機器に使用される小型モーターの製造・販売を主軸としています。製品群は、パワーウインドウやブレーキ等の中型モーターから、ドアロックやヘッドライトなどの小型モーターまで多岐にわたります。
事業展開においては、日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパの4つの地域セグメントで構成されるグローバルな生産・販売体制を構築しています。各拠点が連携し、部品供給から製品製造、さらには海外市場への直接販売やサポートまでを一貫して行う仕組みを有しています。
KPI
当連結会計年度の売上高は2,004億1千7百万円となり、前年比で2.1%の増加を記録しました。営業利益は254億6千7百万円と、前年比17.7%増の推移を見せています。
親会社株主に帰属する当期純利益は262億7千2百万円に達し、前年同期と比較して104.8%の大幅な増加となりました。この成長を支えた要因として、売価やプロダクトミックスの改善がコスト増を上回ったことが挙げられています。
成長ドライバー
成長戦略として「経営計画2030」を策定し、2030年までに売上高3,000億円、営業利益率15%以上を目指しています。M&Aを通じてマブチマイクロテックやマブチオービーギアシステムをグループ化し、産業機器分野のラインナップ拡充を図っています。
また、インドに販売会社を設立するなど、顧客サービスの向上と販売体制の強化を進めています。特にライフ・インダストリー領域では、健康・医療用製品が堅調に推移しており、新市場の開拓に向けた積極的な投資が行われています。
リスク
事業環境としては、主要市場における景気後退による需要縮小や、為替レートの変動による業績への影響が挙げられます。特に円高は連結業績に悪影響を及ぼす可能性があるため、為替予約等を用いたヘッジ策を講じています。
また、競争の激化に伴う価格圧力や、原材料・物流費の高騰に対するコスト管理も重要な課題です。さらに、海外展開における地政学的リスクや、製品の品質問題による信頼失墜、知的財産権の保護に関するリスクにも注視が必要です。
競合
同社は小型モーターの専門メーカーとして、高度な技術力を武器に多様な産業分野へ参入しています。特に自動車電装機器分野では、中国競合メーカーの台頭などによる厳しい価格競争に直面する環境にあります。
これに対し、同社は標準化や省人化といった生産技術の改善、および部品調達のグローバル化を通じてコスト競争力を維持しています。また、独自の知見を活かした高付加価値な製品の継続的な投入により、競合他社との差別化を図っています。
バリュエーション
2026年8月13日時点の市場データにおいて、同社の株価は1,697円となっています。この時の時価総額は約3977.8億円と算出されています。
同銘柄のPERは15.58倍、PBRは1.20倍となっており、配当利回りは3.40%を記録しています。これらの指標は、提供された最新の市場データに基づいた数値です。
